札幌も台風のせいか、むしむしとして暑い日が続き、夜になっていよいよ雨が降ってきました。降水帯が函館近辺のみならず道東にも及んでいるようで、もうこれ以上台風被害が出ないことを祈ります。
さて、ある会合で網走から来た知人が台風被害の状況を教えてくれました。
「オホーツクでは玉ねぎ畑が大規模に冠水していて、相当な被害が出ています」と地域の状況が心配そう。
重ねて、「今まではJR貨物で玉ねぎを出荷する『玉ねぎ列車』があって、これが一日二本走っていたのですが、それが今は一日一本になり、しかもこの雨で列車が止まっています。トラックでの輸送に切り替えてはいるものの、トラックも運転手も不足気味で困っています」とのこと。
今年は佐賀県で玉ねぎが不作らしく、玉ねぎの高騰が心配されていますが、一大玉ねぎ産地のオホーツク地区でも被害を受けたとなると、この秋の玉ねぎの値上がりがいよいよ心配です。
また余談として、「北見地域では、住民が数年前の断水のトラウマなのか、断水を心配してスーパーにペットボトルの水を買いに走り、水が売り切れたという話も聞きました」とのこと。
平時には何も思わなくても、有事は突然訪れます。難しいことではありますが、有事の際を想像した備えを確保しておきたいものです。
台風は東北を横断して日本海側に抜けたようです。台風一過で明日は晴れると良いのですが。