北見で開催した会合で、昨夜は北見泊まり。
網走には網走開発建設部や道路事務所、河川事務所などがあるのでちょっと足を延ばして営業活動をしてきました。隣の市まで一時間というのは北海道では当たり前の感覚なんですね。
何人かの道路系の技術屋さんと話をしていて、話題は道路の穴ぼこのことになりました。
道路はちゃんと管理されているのが当然なので、その舗装に穴ぼこが開いているなどというのは道路管理上の手落ちです。
だから、それが原因でパンクをしたり車に傷がついたりしたときは、訴えに応じて賠償をしなくてはなりません。
「しかし道路に穴が開いているからといって、タイヤってそう簡単にパンクするものですかね」
そう聞くと相手は、「北海道は皆さん飛ばすから、スピードが出ていると衝撃も大きくなりますね。それに…」
「それに…、なんですか」
「最近はタイヤのホイールを一回りも二回りを大きくして見た目の格好が良いタイヤが増えていますよね。いわゆる"インチアップ"というやつですが、タイヤの外径は変わらないので、タイヤを扁平の薄いものに変えるというわけです。タイヤの空気圧も少しは高くしますが、やはりクッション性能は下がって、ちょっとした段差の衝撃も拾いやすくなります。衝撃を受けるとタイヤで持ちこたえられなくてホイールまで傷がつくなんてことも増えているみたいですよ」
【扁平タイヤは幅が薄いです】
【ごく普通のタイヤは幅が広いんです】
舗装をどんどん修繕させてくれればそんな心配は消えるのですが、路面修繕の予算は減る一方。現場の悩みは尽きないようです。
それにしても最近はずいぶんインチアップの車を見かけるような気がしますねえ。