今日は私がお世話になった掛川市から、市議会の環境産業委員会の皆さんが札幌を訪れてくれました。
掛川を離れたのはもう12年も前ですが、当時から在籍していた議員さんたちもいて「会おうよ」ということで、わざわざ声をかけてくれたのでした。
今回の視察は主に農業関係の団体や先進事例視察という事ですが、掛川もお茶では日本有数の産地なので、ぜひそのポテンシャルを生かすような気付きがあると良いですね。
個人的にはこの5月に掛川市を訪ねて、お世話になった榛村元市長さんにもお会いできたのですが、市議会議員の皆さんからも多面的な掛川の話を聞くことができて楽しい時間でした。
お茶で言うと、「最近は掛川のお茶の紅茶もあるんですよ」というので驚き。「しかしそういうことを私自身が知らないというのでは僕自身も不勉強ですが、情報発信をもっとした方がよいかもしれませんね」
数多ある自治体のどんぐりの背比べから、自分たちをいかに注目させるか、いろいろな工夫をしてほしいと思います。
傍から見ると掛川なんて、新幹線駅があり、かつての東海道の宿場町であり、木造のお城があり、山之内一豊が十年間も城主だったり、お茶の有数の産地だったりと、多くのネタに満ちていて羨ましい限り。しかし市の中に入ってしまうと、それらの特質も当たり前に感じられてしまって、どう売り出したり付加価値を付けたりしたらよいか、という事がわからなくなってしまいがちです。
外の目や声を生かして自分たちの価値をさらに高めてくださいね。
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一例として、日本で最古の木造の公会堂が大日本報徳社にありますが、ここでの二宮尊徳さんの思想や物語を数多くの言語でWi-Fi発信して、世界の様々な国の人に伝えるなんて面白いのではないかと思います。
こちらから訪ねて行って伝えるのではなく、わざわざお金と時間をかけて向こうからやってきてくれる外国人によき道徳・経済思想を伝えてお金をもらうなんて夢のある話です。
自分たちの価値にもっと気が付いてほしいなあ。
市議会議員の皆さん、またいつかお会いいたしましょう。