今日は都市計画学会の理事会で日帰り上京。
東京が暑いことは分かっているのですが、途中の飛行機や電車の冷房が効いているために、上着は欠かせません。
暑いのと寒いのが交互に来ると体が慣れるのが大変です。
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都市計画学会の理事会ではいろいろな課題が議論されました。
面白かったのは、都市計画分野が最近の小中学校の教科書に登場するようになってきたこと。
『都市計画』とは銘打っていませんが、津波や洪水の浸水シミュレーション結果を反映させたハザードマップが防災教育や防災まちづくりの一環として掲載されるようになりました。
さらに歴史的街並み形成など、歴史を生かしたまちづくりなど、地域が元気になるための様々な工夫や努力の姿を、地理や社会科の一環として紹介しているというのです。
もちろん、制度の中身や細かい話までは触れられていませんが、いわゆる「まちづくり」が、どういうことかを知っておくべき知識であるという認識になってきたことは喜ばしいことだと思います。
ただ、もっと身近にしたりより深い情報を提供するためにどうしたら良いか、ということはまだまだ議論の途中で、具体的な計画がまとめられるのはこれからとのことです。
「まちづくり」をテストのための知識に留めておくのではなく、あなた自身が参加して幸せな地域を作るための取り組みなのだ、というところまで教えられる先生がどれだけいるでしょうか。
まずはまちづくりに共感してくれるような先生を探すところから始めないといけないかもしれませんね。
東京も暑かったけれど、帰ってきた札幌も暑いなー、ふー。