函館出張からの帰り道で、わが社の函館にあるアスファルト合材工場を見学してきました。
函館市の郊外にある「エコプラザ函館」は、道路舗装をするアスファルトを売る工場ですが、事務所の中は明るくて建設の現場という感じがしません。
受付の様子などはオフィスの中から見るとまるで銀行の窓口のようです。
「受付は多分うちが一番きれいにしていると思います。受付は女性に担当してもらって、明るい感じにしていますし、この時期は冷たいおしぼりとドリンクのサービスもしています。要は来てもらった運転手さんにちょっとでも心地よい気分を味わってもらいたい、というこちら側の気遣いなんです」とは現場の営業所での説明。
「入口のところには、舗装工事に関する小物も置いてありますし袋売りの合材もディスプレイして気が付きやすくしています。合材を買いに来た際にダンプの運転手さんたちが"ついで買い"をしやすいようにしてあります。目指すは舗装のコンビニです。なんでも揃っていて『困ったらここに来よう』と思ってもらうことが目標です」
建物の外側には来訪者用のトイレも設置してありますが、女性専用のトイレもありました。
「女性専用のトイレまであるんですか」
「本州ではもう十数年前から対応していますが、北海道ではまだ珍しいと思います。でも最近はダンプの運転手さんに女性も増えてきているんです。そう思うと女性対応の施設は充実させておくことで、お客様から選んでもらえる工場をめざすべきだ、ということなんです」
「物を買っていただく」という精神において、アスファルト工場もコンビニも同じだという考え方にはちょっと感動を覚えました。
こういう運動が広がって、建設現場で働く人たちの環境が豊かになると良いのではないでしょうか。
「目指せ銀行」「目指せコンビニ」というのは実に面白い!