北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

新旧炊飯器の実力比べ ~ 新しい炊飯器で炊いたご飯は本当に美味しいのか?

2020-09-27 22:25:31 | Weblog

 

 もう7~8年くらい使っている、今はなきSANYO社製の炊飯器。

 数か月くらい前から妻が「なんだかご飯が美味しく炊けない気がするんだよね」と言い出しました。

 お米は知り合いの米農家さんから特別に美味しいお米を買っているのですが、確かに最近はご飯が固めで、「美味しい~!」と感じたことがあまりありませんでした。

 しかしながら壊れて使えなくなったわけではありません。

 ついつい買い替えには逡巡していたのですが、寝室の天井照明が壊れて買い替えなくてはならなくなったことで、ついに新しい炊飯器を買う決心をしました。

 天井照明の方は欲しい機能と値段から判断して15分ほどで買う機種を決定。

 しかしながら電子炊飯器コーナーへ来て「さあ選びましょう」と商品陳列棚を見て歩いてみると、その製品のバリエーションの数に仰天しました。

 安いものは1万円台からありますが、高いものでは11万円と10倍の値段の差があります。

 また各社各様に、自社自慢のプレゼンの数々。

 ある会社は釜が銅製だったり炭だったり、羽釜だったり肉厚だったり、と釜自慢。

 さらに高温自慢、圧力自慢、休まず熱を与え続ける仕様自慢とあって、値段、性能、特徴のどれに重きを置いて選んだら良いのか全くわかりません。

 お店の方にもお勧めのポイントを聞きましたが、実際に焚き比べたお米を食べるわけでもないのでその良さの実感がわきません。

 1時間以上も悩みに悩んだ結果、お値段は真ん中くらいで、「4つの底IHヒーターにより激しい対流を起こす『ローテーションIH構造』」が自慢のZ社の炊飯器に決めました。

 結局は名の通った信頼のメーカーということでしょうか。疲れたー 


     ◆


 さて、そうやって選んだおニューの炊飯器。

 今までの炊飯器と実地に同じお米を焚き比べて味が違うのかどうかを実験してみることにしました。

 ところが今回はここで微妙な差がついてしまいました。

 その原因は新しい炊飯器の説明書に「今の炊飯器は自動浸水だからお米に水を含ませる必要はない」と書かれていたこと。

 そうなのか、と思って新旧どちらの炊飯器にも研いですぐのお米を投入したのですが、炊き始めてみると、新しい炊飯器の炊きあがりに55分かかるのに対して旧型は38分で炊きあがる、と出ました。

 この17分の差はもしかしたらお米が水分を取り入れるうえでの差になっているかもしれません。

 そして時間差がありながら両方の炊飯器の炊き立てのお米を食べてみましたが、圧倒的に新しい炊飯器のご飯が美味しいではありませんか!

【以前の炊飯器のご飯】

 

【新しい炊飯器のご飯】

 とても同じお米とは思えない味の差が一口でわかりました。

 実験としては全く同じ条件にはなっていないのですが、それでも炊きたての美味しいご飯を実際に出されたら、なるほど細心の炊飯器はやっぱり違うわい、と感じ入りました。

 ご飯の味がイマイチと思うあなた、炊飯器は最新のものに替える価値ありです。

 電気店で迷わないためには、事前のリサーチでいくつか目星をつけておくことをお勧めします。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする