今日から明日まで北広島市のエスコンフィールドで「2024ふゆトピア・フェアin北広島」が開催されています。
「ふゆトピア」は、元々は北海道の積雪寒冷地での暮らしを人々の暮らしを考える意味で、利雪・克雪・親雪などを考える機会にするという北海道での取り組みでした。
それが、その後東北地方、北陸地方とも連携して、本州では「雪未来」というイベントとして北海道、東北、北陸で持ち回りとして三年に一度それぞれの地域での開催になっており、今年は北海道の北広島市が会場になっています。
初日の今日は、エスコンフィールドでの企業展示会と、別のイベント広場では除雪機械展示・実演会が開催され、明日は北広島市芸術文化ホールで積雪寒冷地での新技術や取り組みの研究発表会が行われます。
私はまずはイベント広場での除雪機械展示でのテープカットなどに参加して、それからエスコンフィールドへ向かいました。
実はエスコンフィールドに入るのは今回が初めて。
どこから入るのかちょっと右往左往しましたが、ようやく中に入って球場を見渡す外周の通路から野球のグラウンドを見ることができました。
グラウンドにはなにやら銀色で鉄製と思われる柱のようなものが何機も置かれていて何かと思いましたが、どうやら芝生に光を当てる装置なんだそう。
電光掲示板にはでかでかと「2024ふゆトピア・フェアin北広島」と表示があります。
エスコンフィールドには一階入り口にちょっとした広場があってここが企業展示の場所になって、雪を融かすための最新技術など雪に関する技術を展示しています。
私が興味があったのが、自治体が除雪業務の運行を管理するシステムで、除雪車量にGPS端末を取り付けて、どこをどう走り何時間作業をしたかが自動的に把握できるシステムです。
維持作業というのは作業したものが残らないので、正しくお金を払うには作業時間を正確に把握する必要があるのですが、これをGPSで把握して最後は帳票まで打ち出して行政の業務量を軽減させる技術です。
いくつかのメーカーがあって、道内でも全部で20くらいの市町村には導入され始めていますが、まだ全部の自治体と言うわけではありません。
除雪業務に携わる自治体職員や除雪業者の苦労を思うと、このようなIT技術はどんどん取り入れて業務軽減をするべきだと思うのですが、お話を聞くとまだまだ自治体で導入を渋るところも多いようです。
その理由はやはり「予算がつけられない」ということで、導入の必要性や効果を財政部局に説明することができないところが多いよう。
自治体にもっと働きかけが必要なことを感じて帰ってきました。
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イベントのおかげで初めて来ることができたエスコンフィールド。
中での飲食の価格が高いという意見や駅から遠いというような意見もありますが、いつかここで野球を見てみたいものです。