この週末は、今秋ひざを痛めてからやれずにいた、溜まった雪を公園まで運ぶ人力運搬排雪に費やしました。
今まではある程度固めた雪の塊を一つずつ切り出してスノーダンプで運んでいたのですが、一度に一個では効率が良くありません。
運搬排雪の工程を分解すると、雪塊の切り出し→運搬→公園で雪塊を均す→家に戻る→切り出し、となります。
このうち時間を取られるのが「切り出し」と「運搬」です。
ここを効率化することで、短時間に多くの雪を運ぶことができるという計算です。
土木の土砂の積算でも、一度に積み込んで運べる量と往復の時間が効率に影響を及ぼします。
そこで一度に運ぶ量を増やす作戦を考えました。
スノーダンプで運ぶのは今まで通りですが、さらにワカサギ用の中型のソリに雪の塊を切り出して載せてこれを引っ張ることにしました。
スノーダンプとソリの二刀流です。
このやり方で、スノーダンプに加えてほぼ同じだけの量をソリで運べるので、一度の往復で運べる量が二倍になりました。
積み込みの時に今までよりも少し時間がかかりますが、4トンダンプで運んでいたものを8トンダンプで運ぶのと同じことで、一度に二倍運搬ができれば効率は大きく向上します。
その甲斐があって、土曜日と日曜日で、家の周りに溜まっていた雪のほとんどを公園まで運ぶことができました。
予想外だったのは、やはり運搬による疲労度が今までよりも5割増しくらいは増えることです。
淡々と歩けばよいのですが、今までよりもより負荷がかかるので疲労度も高くなるのは当然と言えば当然。
それでも「積小為大」とはよく言ったもので、こつこつと作業をすれば着実に確実に雪の塊が減ってゆくのがわかりますからやりがいもあるというものです。
新たな人力小運搬で、残りの冬を乗り越えます。