妻と買い物に行って家に帰ってくると、今で何やら得体のしれない「ピッ」という音がします。
妻は「え?何?気持ち悪い」と怖がっています。
良く聞いていると数秒の一定間隔で電子音が鳴るという感じ。
「冷蔵庫?ガス?電子レンジ?」
恐らくは電子機器なのですが、どこでなっているかがなかなかわからず、とにかく気持ち悪い感じです。
やがて部屋の上の方からすると思って見上げながら音源を探していると、「これだ!」とようやくその音の正体が分かりました。
その正体は煙感知器でした。
直径10センチほどの機器ですが、それがピッとなり続けています。
そこでようやく機械の電池切れではないか、とその正体が分かりました。
突然聞いたことのない電子音がすると怖いものですね。
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感知器を外して裏を見てみると、電池からケーブルが出ていてそれが機械に接続されているというなんとも不思議な機器専用の電池の様です。
それでも一応panasonicという一流メーカーの電池です。
これって電気屋さんに行けば交換用の電池が売っているのか、売っていなければ取り寄せになるのかな、などと思いながらも大型家電量販店に。
一応電池を持参して、「すみませんこの交換用電池って手に入りますか?」と店員さんに聞いてみました。
店員さんは「少々お待ちください」と後ろに行ってより詳しい担当者を連れて来てくれました。
するとその方は「お待たせしました。電池そのものは在庫がないので取り寄せということになるのですが、実はこの手の煙・熱感知器につきましては電池だけの交換ではなく、本体の交換をお勧めしているんです」というではありませんか。
「電池の交換じゃ駄目なんですか」
「ええ、10年以上経過すると本体の電子部品の劣化の怖れもありまして、本体ごと交換された方が良いと思います」
よく見ると火災報知機のコーナーには、そのような「本体ごと交換をお勧めします」という趣旨の注意書きが貼られていました。
ちょっと悩みましたが、やはり安全にかかわることなので電池交換ではなく新しい機器の購入を選択しました。
一個4千円ほどでしたが、安全には変えられず必要な経費ですね。
考えてみるとこの感知器を取り付けたのは10年どころではなくもっと以前の事でした。
電池切れを教えてくれる機能があるというのは素晴らしいメーカー側の気遣いです。
安全対策も防災も、そうしたことへの投資はケチらずに大判部類米をしてでも備えたいところです。