北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

道具がなければ作るべし ~ 自作のワカサギ釣り用アイスペグ

2020-01-09 23:51:23 | Weblog

 

 釣りって突き詰めると道具の良しあしの要素がかなり大きいな、と思っています。

 なかでも道具仕立てが大仰になるのが、シーズンイン間近のワカサギ釣りです。

 たかだか10センチそこそこの魚を相手に、極寒の中で小さな道具を操って釣り上げますが、そのためにどれだけの道具があることか!

 特に、魚を釣る道具のほかにテントや暖房器具、アイスドリルは必需品。

 これがグレードアップすると、電動リールはもちろん、電動ドリルや魚群探知機まで登場することになります。

 
 そんな道具まみれになるワカサギ釣りですが、工夫された道具たちは見ているだけでもワクワクしますし、その知恵に感心したりもします。

 さて、そんななか私の不満の一つがテント周りの道具の不十分さです。

 特にテントを氷上に固定する方法がいかにも陳腐です。

 私が使っているコールマンのテントでは、テントを氷上に固定するために夏のテントと同じような打ち込みのペグが標準装備なのですが、「これを作った人は固い氷にこれを打ち込んだことがあるのか?」と文句を言いたくなります。

 別のメーカーさんが作っているスクリューペグもあることはあるのですが、お値段がちと高め。

 そこで「ないものは自分が思う理想のものを作るべし」というポリシーで、テントを氷上に固定するためのドリルペグを自作してみました。


 氷に穴をあけるのに電動ドリルを使っているのですから、このドリルを使ってテントを固定できるようなペグが便利に違いありません。
 
 実は以前にも、+(プラス)ドライバーで揉み込むスクリューペグを作ってみたのですが、ドライバーでは雪原で使うのには小さいと思って、この際六角ヘッドで6ミリの鋼板にも打ち込める長さ150ミリのねじを使うことに。

 テントやステイの紐を固定するために、厚さ約1センチ×長さ6センチほどの板に穴をあけてねじを通し、座金をかませます。

 座金が取れてしまわないように、落下防止として「滑らない布」を結束バンドで締め付けて落ちないようにしました。

 結束バンドのあまりを切り落として完成。

 これを6本作ったので次回からの氷上釣りで試してみようと思います。

 
 ただし、今週末の朱鞠内湖では、硬い氷ではなく何層もの雪が相手なので効かないかな。

 阿寒湖や金山湖など氷がカッチカチになるところでの活躍に期待したいところです。

 

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