今回の和琴半島キャンプで我々の隣に陣取っていたのは、全員60歳以上で70歳以上がほとんどという、チップ(ヒメマス)釣りの団体でした。
聞けば、団体の中にカヤックをつくる工房の社長さんがいて、皆さんが使っているのは皆その方が作ったカヤックなのだそう。
カヤック自体は細身で左右の揺れに弱いのですが、アウトリガーと言う左右に伸びたアームの先にフロートがついて横揺れ防止になる装置がついていて、釣りをする際に極めて安定性が高くなっています。
一人乗りの船ですが、座席の脇に釣竿を2本立てられるようになっていて、おまけにワンランク上の船には魚群探知機も着けられるようになっています。
さらには釣りに特化した仕様として、座席の後ろに生け簀がついていて釣った魚を生きたまま陸に持ってくることもできます。
このように、いい老人たちがまさにここ屈斜路湖でのチップ釣りに特化したようなカヤックで早朝から釣りを楽しんでいます。
今回ご夫婦連れで来訪して、「借りたカヤックで生まれて初めて釣りをした」という方がなんと6匹も釣り上げたのだそうで、「これでカヤックを作ってもらう決心がつきました」といよいよのめり込んだようです。
カヤック製作と共に皆さんの釣りの師匠というAさんは、「今の時期のチップは脂がのっているのとお腹に卵があるから最高なんですよ」とこの季節のチップ釣りこそ最高と言います。
私たちも釣ったチップを捌いた刺身を分けて頂きましたが、確かに脂がのっていて実に美味しくて、これならのめり込んでもおかしくないと思いました。
私もなんだか欲しくなってきましたが、とりあえずは今のカヤックになんとかしてアウトリガーをつけられないものか、ちょっと検討してみようと思います。
世の中にはいろいろな趣味の方がいるんですねえ。
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