北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

両親の初めてのデイサービス利用

2024-10-02 23:22:19 | 介護の世界

 

 両親の介護支援の続き。

 昨日は94歳の父が入浴つきのデイサービスを体験利用して、今日は91歳の母がリハビリ系のデイサービスを体験利用しました。

 母の方は「いいわー、これからも毎週行きたいよ」ということで、他の施設を利用してみるまでもなく、今日行ってきた施設にいくことにしたようです。

 母は性格が社交的なので、すぐに他の利用者たちとも打ち解けられるところがあります。

 リハビリ系の施設で弱っている体を動かしたり外の人と話をすることでストレス解消になるということもあるのでしょう。


 一方母に施設を利用して帰ってきた父の様子を聞くと、「うーん、どうなんだろね。『どうだった?』と訊いても『なんもだー』っていう返事だからね。カラオケって聞いていたけど歌ったんだかどうだかねえ」と父から詳しい話はあまり聞けなかったようです。

「ただね、ケアマネさんから連絡があって、『いざというときに宿泊できるショートステイサービスが受けられる施設は昨日とは違うところで、そこのデイサービスを契約しないといけない』って言うんだよ。それも場所がちょっと遠いところみたいで、どうする?」

 母は、ショートステイのできる別な施設の利用をためらっているようです。

 しかし私としては、「それはとにかく使ってみて、気に入るかいらないかをそれれから決めればよいのじゃないの? 体験できるんだったらいろいろな違いも分かるしね。 それにお父さんだったら使った感じもあまり覚えていないんじゃないかな?」とアドバイス。

 まずはいろいろな可能性を広げておいて、それから絞り込めばよいのではないかと思い、二つ目の施設も体験させてもらう事を勧め、母も「そうだね」と納得してくれました。


      ◆


 そんなやり取りの後にケアマネさんから私の携帯に電話が来ました。

「お父様とお母様の利用した施設に聞き取りを行ったのでご報告しておきたいと思います」とのことで、気遣いに感謝です。

「まず昨日のお父様ですが、お風呂もちゃんと利用されてカラオケも楽しまれて、『もう一曲歌いたい』と随分喜ばれていたと聞きました」
「えー?そうなんですか?母は『お父さんは何も言わなかったんだよね』と言っていましたが、すぐに忘れたのかもしれませんね」

「そうですか。ただ、施設から帰られるときに『財布を忘れた』と言い出して、周りも探したのですが見つからずお母様にお電話した、ということがあったようです」
「あ、母から聞いています。父は『お金を払わないといけないと思ったんだって』とのことらしく、母から『財布は持たせていませんので』と伝えてそれでOKだったようです」

 どうやらそんな記憶にまつわるちょっとした出来事があったようですが、全体には施設利用は楽しんでいたようです。

 一方で、ショートステイのためには別な施設も利用する必要がある、というお話がありました。

「母から、ショートステイのためには別な施設の利用を勧められた、と聞きましたが」
「それなんですが、ご提案したのは小規模なのですが割と新しい施設でまだ契約者が少なく、それなら何かあっても宿泊できる枠が確保できそうなところなんです。
 お母様の方から、『何かあればすぐに宿泊できるところ』とのご要望だったので、それならそこを普段利用しておけばお父様の様子もわかりつつ宿泊もできることになるので、そちらをご紹介した次第です」

 私の方も「お申し出を理解しました。母には『まずは使ってみて、可能性を広げておく方がいいと思うよ』と伝えてある程度納得してくれたようです」と伝えました。


 まずは初めての施設利用は大きなトラブルもなく、始められたようです。

 施設を利用することで、父と母の普段の様子を外部の方の目で見てもらっているということが重要だと思います。

 ケアマネさんも施設からの報告をきっちり受けているようで、こうして複数の目で見ていることで、何かあった時でも対処方針が立てやすくなることでしょう。

 日常に少しずつ新しい変化を加えてゆきましょう。

 

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