北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

思いもよらず、滝づくしの一日になりました。

2021-09-25 21:37:16 | Weblog

 

 阿寒湖での宿泊を終えて、今日は本来ならば屈斜路湖でカヤックをする予定でした。

 ところが予想以上に屈斜路湖の風が強い予報が出たために予定を変更して、阿寒湖周辺での観光に切り替えました。

 妻は滝が好きなので、「滝を見たい」ということで、まずは阿寒湖から流れ出る水が落差をもって流れる滝を見学。

 紅葉には少し早くて、まだ緑が多い木々の葉越しですが水量が豊富な滝です。

 実は滝は、左が阿寒湖からの水で右の滝は太郎湖からの水がここで一緒になっているのです。

 地図を見ても名もない滝なのですが、阿寒湖周辺の滝と言えばまずはここは外せません。

     ◆

 続いては雌阿寒岳の噴火でせき止められた美しい湖オンネトーを観光。

 こちらも約10年ぶりですが、今日は湖面越しに雌阿寒岳と阿寒富士の二峰が良く見えて美しい眺めが楽しめました。

 この湖の奥には野営場があって、今はコロナのために閉鎖されているのですが、コロナが治まれば一度は行ってみたい水辺のキャンプ場です。

 そしてその野営場のさらに先に行ってみると、そこから徒歩30分ほどで「湯の滝」があるとのこと。

 お湯の流れる滝と言えば、知床のカムイワッカしか知らず、これはここで初めて知った情報だったのですが、滝と聞けば妻の目の色が変わって、早速行ってみることに。

 結構な森林浴を楽しみながら30分ほど歩いた先の開けた広場に滝が突然現れました。

 岩がゴロゴロした斜面を滝が流れ落ちていて、しかもその水は暑いというほどではありませんが、ぬるくて確かに冷たい水ではありません。

 滝は二段あって、壊れかけた階段を上ると上にももう一団の滝があって、こちらの方が見栄えがよろしい印象です。

 実はこの滝では、微生物の働きによって今もマンガン鉱床が増殖しているという事が分かっていて、世界的にも珍しいと注目されている場所なのだそう。

 これは一見の価値ありで、滝の水が流れる岩にはコケ類がびっしりはりついていて、その緑と水の白と岩の黒とのコントラストがなかなかに美しい。

 カメラを携えて良い絵を切り取ろうとする人たちも多く、写真映えする場所であることは間違いありません。

 釧路に3年ほどいて、オンネトーにも何度か来たことがありましたが、こんなに珍しい湯の滝があったなんて初めて知りました。 

 まだまだ知らないことは多いなあ。


     ◆


 そして本日最後の滝は、白藤の滝。

 これはオンネトーから阿寒湖畔へ戻る途中の国道241号線を走っていて偶然ナビ上で見つけた滝でした。

 これも妻が、国道沿いに滝への下り口の看板をめざとくみつけて車で駐車場まで下ってゆくことができました。
 
 最後は駐車スペースからさらに徒歩で10分ほど斜面を下り降りているところから見える滝で、落差は約20mほどでしょうか。

 水が白く濁っているのが印象的ですが、滝は水量も多く男性的な滝でした。

 思いもよらず、今日は滝づくしの一日となり、滝が好きな妻はマイナスイオンも大いに浴びてご満悦でした。

 道東もまだ行ったこともないうえに、まったく知らない観光スポットがたくさんありそうですね。

 まだまだ見ていないものは多く、道東観光は奥が深いことを実感した一日でした。 

 明日は屈斜路湖でカヤックの予定です。

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