私達にできることが幾つか示唆されています。
P.170 運動によって、腸内細菌叢の適切なバランスがとれる
P.172 抗生物質を多用しない
P.216 砂糖・異性化糖・果糖をとらない
P.224 グルテンを避ける
P.227 グルテンの「ベトベト」は、栄養素の分解と吸収を阻害する。
それが食べモノの消化不良に繋がり、免疫系に警鐘を鳴らし、
やがて小腸の壁を攻撃する結果となる
P.240 肉を食べるか否か?
P.242 牛でも人間でも、抗生物質を摂取すると、
マイクロバイオームの多様性と構成がまたたくまに変化する。
抗生物質が特定の細菌をただちに絶滅させ、他の種類が増殖するからだ。
そして残念ながら、腸内はバランスを大きく崩し、
肥満を誘発される細菌で満たされる。
このページにある「ピロリ菌」に関する記述も気になるところです。
何故なら最近、「消化性潰瘍と胃がんのリスクを高める存在」として槍玉に上がっているが、
そもそも人間の体内に常在する細菌である
しかし、日本の医療機関のHPには下記のような記述が。
「乳幼児期に何らかのきっかけで口の中から入り、胃炎を起こし、
潰瘍や胃がんの原因になります。」
こんなことを言われたら、フツーの人は、「じゃあ駆除しなくちゃ!」と思ってしまいます。
アメリカのブレイザー博士の調査(2011年。対象は退役軍人92人)によると、
ピロリ菌が発見された人のうち23人に抗生物質を与えたところ、(中略)
体重が増えた。彼らのBMI値は約5%上昇した。
P.243 彼らは食欲を刺激するホルモンであるグレリンが、食後に6倍も増加し、
食べても満腹感が得られず、もっと食べられると感じていたことが判明した。
グレリンの値が高いと、腹部の脂肪が増えることが分かっている。
これらすべてを合わせて考えると、
抗生物質が家畜の成長を促進している(太らせている)
人間を太らせているのも、
服用したり、食品として摂取したりした抗生物質なのだ。
P.244 国民の健康維持に使われるべき薬品が、
安い食肉を生産するために使われている実態を
政治家たちは国民に知らせる義務がある
という発言は、アメリカ食品医療薬品局の元長官で、ベストセラー「過食にさようなら」の
著者・デイビッド・ケスラー博士のものだそうです。
はてさて、日本の現状は????