蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

南イタリア 遺跡「ギリシャ劇場」

2009年11月21日 | 海外旅日記
シチリア島には、2つのギリシア劇場がある。いずれもシチリア島東部の海岸に近い丘の上にある
ひとつは東南部のシラクサにあるギリシア劇場。紀元前3世紀ごろ建造で直径約138メートルとシチリア島の中でも一番大きい。
客席は岩山を削り取って造られており、1万5000人を収容できる。今でも古代劇が上演されているという。

紀元前3世紀なら中国の統一国家建設頃?日本は弥生時代半ば頃?
う~ん

少し離れた地には古代ローマ3~4世紀の円形闘技場跡もあった


シラクサ宿泊のホテルから朝の散歩で見た遺跡
劇場かどうかはわからないが、こんな街中にごく自然に遺されている


もうひとつはタオルミナのギリシア劇場。紀元前8世紀に建造、直径109メートル収容数は1万人ほどかな。
大きさはシラクサに次いで2番目だが、客席から青い海とエトナ山を望む絶景スポットだ。
こちらも夏に野外バレーやオペラが上演され現役である。
当初は洋画の歴史物にでてくるような猛獣と人間の決闘などが催されていたが、後世演劇場として使われるようになったそうだ。






それにしてもでっかい!
タオルミナの劇場も底の部分、舞台の周りには通路があり、上演者が出入りする入り口もあり、すべて石造りのままのようだった。
座席は板貼りだったけど・・・・

世界史の本をパラパラと紐解く。
3~4世紀といえば、卑弥呼が活躍した頃
過日奈良県桜井市で纒向遺跡が発掘され、再び卑弥呼にスポットがあたっている。
宮殿らしきものも想像されるとテレビ報道が伝えていたので、歴史が楽しくなってくるではないか。

余談
アホみたいな駄洒落
むかしシラクサは「シャラクーサ」とよばれたことがあるらしい。
『しゃらくさ~い』(洒落臭い)とも聞こえる
----分に似合わず、気の利いた風をする。生意気である----
の意。おそまつ!

タオルミナのギリシャ劇場からかはるかに見えるエトナ山へ、前日の行程の最後に登ったので次回アップ予定に。
コメント
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