蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

井上井月

2012年03月27日 | つれづれ思うに
いのうえ せいげつと読みます。

井戸を覗くと四角い月が見える・・・・

越後出身の井月は、生涯後半30年を伊那谷に過ごした俳人。
過ごしたといっても、宿なし、家族なし、ここに一泊あちらに二泊三泊と歩き一所不在をつらぬいたという。
ほかいびと・井月
ほかいびととは乞食者といった意味だそうだ。

地方の文化は、こうした知識人でもあるほかいひとによって開かれた。


2011年11月初版 87ページ 読みやすい 写真多い 映画制作秘話あり
(ほかに紀行文 瓜生卓造著「何処やらに、井上井月」河出書房/こちらはてごわい259ページ)

昨年暮れから映画「ほかいびと 伊那の井月」が長野県伊那、東京にて公開され、
4月14日(土)から、長野市相生座で始まる。
今後順次全国上映になるらしいが、メジャーなみには無理でしょうから、興味ある方はチェックして
参考:
井上井月顕彰会公式サイト
上映館検索
相生座

予告編をみると、風景を観るだけでも凛と爽やかな映像のようだ。
よく知らなかったが主演の舞踏家・田中泯(ミン)氏の姿が素晴らしい。


ほかいびとは、(境遇に差はあれど)空也、西行、円空、芭蕉、木喰、一茶、山頭火など連綿と繋がる。

余談
伊那谷には、パン屋「こっふぇる梅太郎」さんがいるし~
木曽駒ケ岳も大鹿村も・・・・
長年の懸案、秋葉街道から遠山郷
南方向西の中津川、若い友人の自給自足生活「山の暮らし」を訪ねる約束もあるし~

今年から数年は”南が熱い”
コメント
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