『生き延びるために芸術は必要か』森村泰昌・著 光文社新書 2024年4月
この本のことは たぶん新聞の出版社広告のなかで見たのだと思います。
森村泰昌さんはTVなどでお話になっているところはよく拝見していましたが、 そういえば文章を読んだ事がなかった、と気づきました。
21年11月の日記に「現在地」ということを書きました(>>) そのときに森村泰昌さんと横尾忠則さんのその当時の(コロナ禍での)お仕事をTVで見たと書きましたが、、 そのことも想い出しました。 だから、 森村さんのこの本のタイトルを見た時に、 なにかその頃のこと(自分もふくめて)と通じるものを感じたのです。
本が先週末に届いて、 (タイトル以外なにも知らないまま)目次を開いて見て、 びっくり、というか思わず笑ってしまいました。。 目次が載っているサイトにリンクしておきます(紀伊国屋書店>>)
「コロナと芸術」、、コロナと不要不急といわれたエンタメ、芸術、音楽、展覧会のこと、、 そういった、当時(上記の日記のころ)の私のもやもや(苦悩と言ってもいいかもしれない)とも通じますし…
さっき、笑ってしまった、と書いたのは、 夏目漱石、青木繁、坂本繫二郎 についての章があったからです。 森村さんが漱石について語っておられる、、 そして青木繫と坂本繫二郎というのは、 コロナ禍で森村さんの「M式「海の幸」展を観に行くことができなかった私が、 22年にやっと外出して観に行った美術展が「ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎」展だったのでした(そのときの日記>>)
あのころ、 そしてコロナ禍から脱した今にいたるまで、 ずっと考えてきたこと、 考え続けていること、と 森村さんがこの本のなかで語っておられることがどう結びつくのか、、 目次を見ただけでなんだか不思議なくらい (まるで私に用意されてたみたいな)そんな気持ちになりました。
本は ほぼ読み終わっています。 が、 もうひとつ一緒に読もうとしている本があるので、 この先はまたいずれ書くことにします。
お天気が急変したり 気温も湿度も激変で、 ちょっと頭痛に悩まされています
お元気でいてくださいね