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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

ゴッホの絵

2003-02-08 | インポート
「\10000」が「\66000000」に!

ニュースでご存知かと思いますが、故・中川一政画伯が所有されていたゴッホの絵「農婦」のオークションでの落札価格です。

画廊の方が、ご家族から依頼を受けて、オランダへ問い合わせを出した時、当初は「よく似せた、いわゆる偽物」という返事であったため「オークション用のカタログ」にも¥10000~と載せていたようです。
しかし、「多少、修正はされているものの、本物のゴッホです」という返事で、さあ、大変。
急遽\3000000からの開始となり、結果、¥66000000で落札となりました。

中川一政画伯は、美術学校で学ぶことなく、独学で自分の画風を作り上げたということでも有名です。(文化勲章も受章されていらっしゃいます)
しかし、「ゴッホやセザンヌには、大きな影響を受けました」とご本人が書かれているように、タッチとかが似ている絵はたくさんあります。
もちろん「ひまわり」も描いています。

画伯の絵の特徴の一つは「額」にあります。
「額」も含めて「一枚の絵」という考え方で、「額」も「絵や色」がつけられているのです。とてもおもしろいものです。

私の町には「中川一政美術館」がありますので、散歩の途中に訪れたり、友人、知人が訪ねてきたときには、必ず連れていきます。
画伯は、絵だけではなく、「書」や「焼き物」にもすぐれた才能を発揮されており、数々の作品を残されています

静かな原生林の中に建つ、「建築の賞」を頂いたことのある美術館は、私の好きな場所の一つです。
(旅・町・思い出、写真集にあります)