久々に、すんなりきれいに読み終わった本との、出合いでした。
それは、伊集院 静 氏の「浅草のおんな」~~♪

東京の下町といわれる浅草の風景・風物である三社祭、ほおずき市、隅田川の花火大会と、登場人物の人生や生き方を絡ませての描き方がステキです。
「死ぬほどの悲しみ、苦しみ」の中の一人の女性が、再び「生きる力」を得たのが浅草・・・。
そこで、彼女を救い出した男性の「これぞ、男!」の人物像~~~いいなぁ~(苦笑)
生まれ変わって、浅草で「小料理屋」を営む彼女のもとに、常連客として集まる数人の男たちの、それぞれの生き方、姿~~皆ステキです~~♪
そのお店で提供される「お料理」に、「和食」の良さを感じ、「食べてみたい!」と、思わせる豊かな表現~~伊集院氏ならではだと思います!
高層ビルの立ち並んだ都会のどこかに、今もまだこんな「時には優しい、時にはたくましい、時には厳しい」~~そんな街が残っているかもしれません・・・そうあって欲しいと思った本でした~~♪