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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

読書感想文~~(二冊)

2015-08-12 | 本と雑誌

暑い日が続く今年の夏~~、
少しでも涼しい場所を求めて、あっちの部屋こっちの部屋で、文庫本を片手にゴロゴロしていることが多いんです(笑)。
そのためかなりの「文庫本」を読破~~♪

ここにUPし忘れていた二冊~~~、
「Separation きみが還る場所」 市川 拓司  著

「いちばん初めにあった海」  加納 朋子  著




二冊とも、哀しい物語ですが、なぜか心がきれいになるような不思議な読後感でした~~。


「きみが還る場所」・・・、
同級生だった二人が、親の反対を押し切って結婚します。
幸せに暮らす二人に、やがて試練が・・・。
妻に「不可思議な若返り現象」が起こります。

時が逆転する妻に寄り添いながら、二人だけの世界を貫くために愛を深めていく夫婦・・・。待ち受ける哀しい結末が分かるだけに「何とかして欲しい」と、願いながら読みました・・・。

何年も前に、ハリウッド映画でこれと同じような物語がありました。
大好きなブラピが主演でしたので観ましたが、この本は、「女性」におきる時の逆転現象なので、なんだかより哀れで・・・。


「いちばん初めにあった海」
過去の記憶を消したいがために、視力を失ったり、言葉を失ったりする女性。
「一冊の本」に導かれて、過去の記憶を取り戻し、心に受けた傷を見つめなおして修復するために「心のたび」をする物語です。

「ノックをしなければ、ドアは開かない」~~~、この本にあったいい言葉です。


本棚には、まだまだたくさんの本が積まれています(笑)。
もう少し、暑さも続きそうですので、お盆が過ぎたらまた読みます。