今、観たい映画が三本あります(笑)。
「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」
(スティーブン・スピルバーグ監督の社会派映画)
「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
(先日のアカデミー賞で二部門を受賞した作品です。メイク部門では日本人が受賞)
「トレイン・ミッション」
(リーアム・ニーソンが魅力的)



で~~、悩んだ結果~~(笑)
「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」を観てきました~~♪
主演の「トム・ハンクス」「メリル・ストリーブ」も好きなので~~♪

《 1971年、長い間政府によって隠されていた「ベトナム戦争」に関する文書が、ニューヨークタイムズ社の発行する新聞に掲載されました。
アメリカ中の人たちを驚かせたスクープ・・・。
戦況はアメリカにとって不利な状況にあるのに、政府は「勝利に向っている」と、国民に嘘の情報を流したり、ベトナムの「選挙への介入」等が、書かれています。
政府は、この報道は「国家を揺るがす大罪だ」と、新聞社を処罰をしようとするのです。
ニューヨークタイムズに遅れること数時間、同じ文書を手に入れることができたローカル紙である「ワシントン・ポスト」。
この記事を載せるかどうかで、経営者と編集者の間に意見が分かれるのですが・・・。
「国家を相手に戦う報道の自由。」
苦しい決断を迫られるのは、夫の死により専業主婦から社主への転身となったキャサリン・グラハム(メリル・ストリーブ)です。
同社の編集主幹であるベン・ブラッドリ(トム・ハンクス)といっしょに、思い切った決断をします。
泥沼化しているベトナム戦争の真実を国民に伝えなかった政府。
その事実を報道した新聞社。
裁判により「報道の自由」が認められます。》
これを機に世界各地で反戦運動が起き、1975年4月30日、サイゴン陥落でベトナム戦勝は集結をします。
この映画は、1971年にアメリカで起きた、国防総省の機密文書”ペンタゴン・ペーパーズ”の流出事件を題材にした、実話に基づいた社会派作品です。
今の日本・・・公文書の改ざんや自衛隊の日報隠し・・・等々、
同じような状況・・・(苦笑)。
映画の最後のシーンは、あの「ウォータゲート事件」の発端となった、誰かが「民主党本部への侵入」という場面で終ります!
ベトナム戦争や、ウォーターゲート事件などをマスコミで見聞きした年代の人たちには、何の違和感もなく入り込める映画だと思います。
「政府と報道の戦い」であることが主に表現されている映画なんですが、私は「女性の自立」「男女共同参画社会」への強い示唆がある映画だとも感じました。
メリル・ストリーブ演じる社主は、専業主婦として家族のために影で力になり、子育てを楽しんでいたのに、父親が創立した新聞社を夫が譲り受け、その夫が自殺したことで、突然後を引き継ぐことになったのです。
多くの人たちの前で話すことも臆し、自分の意見もなかなか通らない・・・。
もし、報道することで自分が投獄され社がつぶれることもある・・・、
迷い苦しみながらも「最後の決断」をした彼女は、「ワシントン・ポスト紙」を、大きく成長させるのです。
メリル・ストリーブの「自信なさげな演技」や「ちょっと上ずった場面の演技」「恥ずかしそうな演技」~~~やっぱりすごい女優です!
なんか、骨のある映画を観ました~~♪
シネマイレージ~~貯まってましたので、次回は無料で観られます~~(笑)
