表紙いっぱいの木々の緑が目を引いた本~~♪
思わず手に取ってパラパラと見ました。
そしたら~~、「北の大地の大学に進んで三年目になった啓太、寮に入って、学生生活を謳歌している」という文章が飛び込んできました~~♪
「わぁっ~~この緑は、あの校舎のツタなんだ~」と、あこがれていた大学を思い出して読んでみました(笑)
「緑のなかで」 椰月 美智子 著
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「橋を造りたい」という強い思い、TVで見た北の大地の大学の寮生活~、そこにあこがれて受験し合格した啓太。
三年生になっての新学期、新入生歓迎会の企画で構内も寮も浮き立っていた。
そんなとき、双子の弟(綾太)から「母が書置きを残して、家を出ていった」と、連絡がきます。
どうしてそうなったか分からないままに、父親も弟もそれなりに日常を取り戻しつつあった時、啓太に「親友の自死」の知らせが届きます・・・。
時には笑い、時には苦しみ、自分を見続ける啓太の一年が描かれている青春小説です。
周囲の人たちに恵まれている幸せを、本人は感じていないかもしれないけど、とってもステキな人たちがいて、啓太は日々成長しています。
物語の中に描かれている構内の四季~~~うらやましいくらいステキです!
北大は初秋の頃の風景しか知りませんが・・・、多分想像以上にすばらしい風景が見られるんだと思います。行きたい!