邦題はうまいけど(いかにも、私ならどうしようと考えさせる)、原題の‘My life without me’の方が内容に合っている。実際の癌告知やホスピスのあり方から考えるとずいぶん甘い作りということになるが、むしろできるだけ周りの人間を悲しませないですぽっと存在を消して、しかし存在感は残しておきたいという願望を描いた一種のメルヘンに思える。そういう考えはわからないでもない。実際には無理だが。
説明ぬきでわからせる描写力(ずっと姿を見せない父親が出てくるところなど)、一見無作為に見せるカメラワークなど、泣かせる仕掛けは外した作り。キャンピングカーの日本の1DKみたいに狭苦しい生活空間を細かく描いている。
(☆☆☆)
本ホームページ
説明ぬきでわからせる描写力(ずっと姿を見せない父親が出てくるところなど)、一見無作為に見せるカメラワークなど、泣かせる仕掛けは外した作り。キャンピングカーの日本の1DKみたいに狭苦しい生活空間を細かく描いている。
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