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オープニングからしばらくの青年将校たちの決起は緊迫感が続くが途中からダレてくる。
笠原和夫脚本とすると「日本暗殺秘録」の一部で試みたようにファナティシズムで貫徹できればしたいところだったかもしれないが、長編をそれで通すのはムリ。
天皇をゴドーみたいに一切出さずに将校たちがその“大御心”に一方的に期待あるいはすがっているもので、決起を諌めるビラが撒かれ、ラジオで天皇の御心を伝える放送が流れると何を信じていいのかわからなくなり混乱する。
青年将校たちの行動と心情にほぼ絞っているわけだけど、なんでまた途中から女たちとの思い出に逸れちゃうのですかね?
本木雅弘はシブがき隊を抜けて間もない頃だったはずだが、「坂の上の雲」を経て初めから青年将校だったのではないかと思えるはまりっぷり。
すごいような豪華キャストで、人数は多いは階級、立場はバラバラだわで、エンドタイトルは五十音順で流している。
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