prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

アカデミー賞予測&結果

2007年02月26日 | 映画
あと30分ちょっとで授賞式が始まる時点で予想を書いておきます。見ていないのも多いので、これはあくまでヤマ勘で、個人的な評価というわけではありませんし、期待とも違います。

作品賞「ディパーテッド」
監督賞 マーティン・スコセッシ
主演男優賞 フォレスト・ウィテカー
主演女優賞 ヘレン・ミレン
助演男優賞 エディ・マーフィ
助演女優賞 ジェニファー・ハドソン
脚本賞 「リトル・ミス・サンシャイン」
脚色賞 「ディパーテッド」
撮影賞 「トゥモロー・ワールド」
編集賞 「ユナイテッド93」
美術・録音・音響効果・特殊効果「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」
衣装デザイン「マリー・アントワネット」
長編アニメ「カーズ」
長編ドキュメンタリー「不都合な真実」


で、結果はくだんの如し。

主要部門に関しては外したのは助演男優だけだから的中率高かったな、と思う。賭けてたら儲かってたかも。
もっとも、全般に今年のオッズはあまり高くはなかっただろう。
スコセッシの監督賞は今まで取らないのが不思議とはいえ、「ハスラー2」のポール・ニューマンを思わせもする証文の出し遅れ的受賞。

日本人がらみの話題が多かったのはめでたいことだけど、マスコミの騒ぎ方は要するに外国=他人の物差しに乗っかってのものだからいい感じではない。49年日本人の助演女優賞候補がなかったというのは、それだけハリウッドでは東洋人と女性に対する差別があるということで、希少価値というわけではないだろう。
映画の評価とは別に「硫黄島…」が外国語映画部門ではなく作品賞部門になったのは、どんな解釈、政治があったのか、といったことの方が知りたいね。
北京オリンピックではまたこの類のバカ騒ぎを何十倍かのケタで聞かされるかと思うと、ユウウツ。

技術部門は大ヒットのゴ褒美で「パイレーツ…」が取るかと予想したが「パンズ・ラビリンス」が主に受賞。予告編で見るとずいぶん独創的なヴィジュアル。



本ホームページ