意外なくらい一作目・三作目の設定とつながっていて、二作目だけちょっと番外編みたいになった。ハリソン・フォードが年取りすぎていないか心配だったが、年取ったのをうまく生かした。
見せ場・アイデアの豊富さはもう毎度のことながらおなかいっぱいという感じ。
クライマックスは、スピルバーグの宇宙人ものを総ざらえなのに加え、ちらっと「カリオストロの城」の財宝が沈められた時の(設定上の)情景はこんなだったろうなと思わせる。
いくらなんでも、原爆実験からあんな安直な手でインディが生還するオープニングにはいささか引く。「24」シリーズでもやっていたけれど、またかと思わせるアメリカ的無神経。
ラスト近くのアマゾンの原住民たちがナチスにとはいえ白人に皆殺しにされているところも、「政治的に正しく」はないだろう。
おなじみの赤い線で示されるニューヨークから南米に飛ぶ飛行機の航路がキューバのハバナに寄る。
あれっと思って調べてみると、映画の設定は1957年で、カストロがキューバ革命を始めたのが前年56年の12月、政権を取るのが59年1月だから、親米バティスタ政権の末期で当然アメリカと国交はあったわけね。
ソ連が敵役になっているのだけれど、冷戦が終わったもので「安心して」敵役にできる感もあり。
若手シャイア・ラブーフの初登場のバイクの跨り方や帽子など、マーロン・ブランド主演の53年作「乱暴者」そっくり。
(☆☆☆★★)
本ホームページ
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 - goo 映画
見せ場・アイデアの豊富さはもう毎度のことながらおなかいっぱいという感じ。
クライマックスは、スピルバーグの宇宙人ものを総ざらえなのに加え、ちらっと「カリオストロの城」の財宝が沈められた時の(設定上の)情景はこんなだったろうなと思わせる。
いくらなんでも、原爆実験からあんな安直な手でインディが生還するオープニングにはいささか引く。「24」シリーズでもやっていたけれど、またかと思わせるアメリカ的無神経。
ラスト近くのアマゾンの原住民たちがナチスにとはいえ白人に皆殺しにされているところも、「政治的に正しく」はないだろう。
おなじみの赤い線で示されるニューヨークから南米に飛ぶ飛行機の航路がキューバのハバナに寄る。
あれっと思って調べてみると、映画の設定は1957年で、カストロがキューバ革命を始めたのが前年56年の12月、政権を取るのが59年1月だから、親米バティスタ政権の末期で当然アメリカと国交はあったわけね。
ソ連が敵役になっているのだけれど、冷戦が終わったもので「安心して」敵役にできる感もあり。
若手シャイア・ラブーフの初登場のバイクの跨り方や帽子など、マーロン・ブランド主演の53年作「乱暴者」そっくり。
(☆☆☆★★)
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 - goo 映画