prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「グリーン・ゾーン」

2010年06月15日 | 映画
あと大量破壊兵器がなかったことはすでに現実において明らかなので、結末は最初から割れている。
大量破壊兵器を捜索する役目の軍人が、一向に見つからないのでその裏にある工作を調べて上層部やマスコミにまで至る陰謀の真相に至る、偽の真実から本物の真実へ、真相そのものを単純に信奉してアピールするより、それに至るまでのプロセスの微妙なのが、ハードボイルドの探偵ものの手触りだと思っていたら、脚色が「LAコンフィデンシャル」「ミスティック・リバー」のブライアン・ヘルゲランド。納得。

あとポール・グリーングラス監督得意の手持ちカメラの多用も、クライマックスが夜間で画面を荒らしたりしているので、どうも見ずらい。
(☆☆☆★)


本ホームページ


グリーン・ゾーン - goo 映画