prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「アイアンマン2」

2010年06月27日 | 映画
ロバート・ダウニーjrの表向き傲慢不遜で裏に不安が張り付いた表現がメリハリがあってヒーローらしくなくて面白い。
亡き父親との関係のドラマの描き方がなかなか工夫している。

兵器産業がロボット化に突っ走っているのは事実なので、なんだか不気味。ただ、中に人間を入れない無人兵器が主体で、中に人が入っているアイアンマンはその分「人間的」とも言える。
たとえばイスラエルの無人爆撃機など、やられるパレスチナ側にしてみると相手がいない分ものすごく腹だたしいらしい。

キャラクターがぐっと増えて、華やかな分それぞれの見せ場は少し不足気味、これから先は続編ないしスピンオフをどうぞといった作り。

前作もそうだけれど、アクション・シーンであまり画面作りを悪く凝らないでシンプルに見せている(技術的にはとんでもなく凝っているのだろうが)のがいい。
(☆☆☆★★)


本ホームページ


アイアンマン2 - goo 映画