ホラーがかったドラマかと思ったら、ほぼホラーでした。バレエとホラーって相性がいいみたいで、「サスペリア」はバレー学校が舞台だったし、「エトワール」というのもあったし、近くデジタルリマスター版がリバイバルされる「赤い靴」も実は相当に怖い。
もっとも完全なホラーではなくて、設定や人物やストーリーはどれもむしろ良くも悪くも少女マンガ的に通俗的、もっと言えば俗悪といっていいくらいなのに、なんか微妙にお高くとまっているみたいなところあり。
バレーを撮るのにフルショットではなくてアップ主体なのは、バレーそのものを描くのではなく、あくまで背景にしている感じ。ナタリー・ポートマンが実際に踊っているのいないのと話題になったりもしたが、あまり本質的な問題とは思えない。今のデジタル技術だと顔だけ別人にすげ替える、なんてことできますしね。
クライマックスの黒鳥になりおおせる場面を芝居やバレーそのものではなくてCGで表現するというのは、「絵解き」になりすぎていて不満。
代役になる女の子との確執が途中から浮上するけれど、大きな役では代役を初めから用意しておくのが当たり前ではないか。せっかくつかんだ主役の座を奪われるのではないかという不安を強調するためにせよ、不自然に見えた。
不自然といったら、オナニーシーンで途中でいきなりそばに母親がいるのに気づくけど、初めにまず母親にばれないか気を配らないか。(あるいはヒロインのイメージ・シーンということなのかもしれないが)
酒場での会話でチーズがどうとか言うのは性的な含みがあるのだろう。女のヌードのことを英語のスラングでチーズケーキと言うらしい、ちなみに男のはビーフケーキ。
(☆☆☆★★)
本ホームページ
ブラック・スワン - goo 映画
もっとも完全なホラーではなくて、設定や人物やストーリーはどれもむしろ良くも悪くも少女マンガ的に通俗的、もっと言えば俗悪といっていいくらいなのに、なんか微妙にお高くとまっているみたいなところあり。
バレーを撮るのにフルショットではなくてアップ主体なのは、バレーそのものを描くのではなく、あくまで背景にしている感じ。ナタリー・ポートマンが実際に踊っているのいないのと話題になったりもしたが、あまり本質的な問題とは思えない。今のデジタル技術だと顔だけ別人にすげ替える、なんてことできますしね。
クライマックスの黒鳥になりおおせる場面を芝居やバレーそのものではなくてCGで表現するというのは、「絵解き」になりすぎていて不満。
代役になる女の子との確執が途中から浮上するけれど、大きな役では代役を初めから用意しておくのが当たり前ではないか。せっかくつかんだ主役の座を奪われるのではないかという不安を強調するためにせよ、不自然に見えた。
不自然といったら、オナニーシーンで途中でいきなりそばに母親がいるのに気づくけど、初めにまず母親にばれないか気を配らないか。(あるいはヒロインのイメージ・シーンということなのかもしれないが)
酒場での会話でチーズがどうとか言うのは性的な含みがあるのだろう。女のヌードのことを英語のスラングでチーズケーキと言うらしい、ちなみに男のはビーフケーキ。
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