主人公マット・デイモンの主観に密着していないと成立しない半分以上妄想に思える世界だと思うのだが、そのあたりの方法が曖昧。本当に誰かが運命を操っているという描き方で、その分不安感や悪夢感覚やサスペンスが薄れて、ただ荒唐無稽になった。
フィリップ・K・ディック原案というけれど、現実感覚が崩壊するのではなくてフィクショナルな世界を想像力の足りないくそリアリズムで描いているだけ。
主人公を政治家というなまじっか特別な立場の人間にしたので、入り込みにくい。
闖入者代表が「テオレマ」のテレンス・スタンプという楽屋オチ的キャスティングにはちょっとニヤリとさせられたが。
(☆☆★★★)
本ホームページ
アジャストメント - goo 映画
フィリップ・K・ディック原案というけれど、現実感覚が崩壊するのではなくてフィクショナルな世界を想像力の足りないくそリアリズムで描いているだけ。
主人公を政治家というなまじっか特別な立場の人間にしたので、入り込みにくい。
闖入者代表が「テオレマ」のテレンス・スタンプという楽屋オチ的キャスティングにはちょっとニヤリとさせられたが。
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