「ガキ帝国」の脚本監督コンビ(西岡琢也・井筒和幸)が、不良たちの群像劇を同窓会の宴会に応用した、ロマンポルノ作っていた頃のにっかつの一般作。
作られた当時(1985年)はバブル前夜といったところで、にわか金持ちが現れてきていたからああいう原作(この間、くも膜下出血で倒れた神足裕司と2006年に亡くなった渡辺和博の共著)が出たのだろうが、まだ一億中流社会などと言われていたから洒落にもなったのだろう。
色々な連中が一つ場にごちゃごちゃ蠢いていてその中でひとりひとり細かく違う芝居をつけるというスタイルは一貫しているけれど、宴会やるのにカラオケがないというのは今ではおよそ考えられず、一人がマイク握って陶酔しまわりは次の曲探していたら、とてもこういう作りはできない。
「友人たちに捧げる」と冒頭に出るが、若いときなんとなくつるんでいたヤンチャな連中の感じそのまんまということだろう。
金持ちと貧乏人というほどの違いもなく金持っているかどうか関係なく両方とも貧乏ったらしい。バブルの時も今の勝ち組負け組というのも貧乏ったらしい点では一緒。
しかし、これ何を見せたかったのかなあ。「王子と乞食」というわけでもないし、笑えるわけでなし、ロマンポルノの時代の一般作だからエロもどうってことないし。
(☆☆★)
本ホームページ
(金)(び)の金魂巻 ブログ - goo 映画
作られた当時(1985年)はバブル前夜といったところで、にわか金持ちが現れてきていたからああいう原作(この間、くも膜下出血で倒れた神足裕司と2006年に亡くなった渡辺和博の共著)が出たのだろうが、まだ一億中流社会などと言われていたから洒落にもなったのだろう。
色々な連中が一つ場にごちゃごちゃ蠢いていてその中でひとりひとり細かく違う芝居をつけるというスタイルは一貫しているけれど、宴会やるのにカラオケがないというのは今ではおよそ考えられず、一人がマイク握って陶酔しまわりは次の曲探していたら、とてもこういう作りはできない。
「友人たちに捧げる」と冒頭に出るが、若いときなんとなくつるんでいたヤンチャな連中の感じそのまんまということだろう。
金持ちと貧乏人というほどの違いもなく金持っているかどうか関係なく両方とも貧乏ったらしい。バブルの時も今の勝ち組負け組というのも貧乏ったらしい点では一緒。
しかし、これ何を見せたかったのかなあ。「王子と乞食」というわけでもないし、笑えるわけでなし、ロマンポルノの時代の一般作だからエロもどうってことないし。
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