ダッチワイフがヒロイン(?)という点で日本の「空気人形」と並べたくなるが、終始人形は人形のままで動き出したり話したりはしないのが違う。
人形そのものの「魅力」にはまったくノータッチ。「南極1号伝説 ダッチワイフからラブドールまで-特殊用途愛玩人形の戦後史」など読むと、日本での愛玩人形の発達がそれ自体かなり自己目的化しているのがわかる。お国柄の違いというか。
代わりに、周囲の人たちが気を使って主人公の妄想(というのか)につきあって人形をあくまで人間扱いするあたりがハートウォーミングで、ちょっと存在しないウサギをあくまで存在すると信じる男とその周囲を描いた「ハーヴェイ」を思わせる。
全員知り合いみたいな小さな町だから、悪い噂が広まるのも早いが、基本的にみんないい人という作り。
ラースがあくまで大真面目に人形を人間として扱い、周囲の当惑するリアクションで笑わせる。
(☆☆☆★)
本ホームページ
Gumroad 人間パズル
Gumroad ブラックアウト
ラースと、その彼女 - goo 映画
人形そのものの「魅力」にはまったくノータッチ。「南極1号伝説 ダッチワイフからラブドールまで-特殊用途愛玩人形の戦後史」など読むと、日本での愛玩人形の発達がそれ自体かなり自己目的化しているのがわかる。お国柄の違いというか。
代わりに、周囲の人たちが気を使って主人公の妄想(というのか)につきあって人形をあくまで人間扱いするあたりがハートウォーミングで、ちょっと存在しないウサギをあくまで存在すると信じる男とその周囲を描いた「ハーヴェイ」を思わせる。
全員知り合いみたいな小さな町だから、悪い噂が広まるのも早いが、基本的にみんないい人という作り。
ラースがあくまで大真面目に人形を人間として扱い、周囲の当惑するリアクションで笑わせる。
(☆☆☆★)
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