prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ポトフ 美食家と料理人」

2024年08月22日 | 映画
まあ、綺麗な映画。
出てくる料理をずいぶんと丁寧に撮っていて、撮影そのものがまた美しい。
美意識そのものを見るといった性格の映画。贅沢を言うと綺麗過ぎしなかと思うくらい。

トラン・アン・ユン監督は初期の「青いパパイヤの香り」や「シクロ」で出身地ベトナムのローカルなモチーフを扱っていたが、ベトナム戦争を逃れて十二からフランスに移り住んでいて、最近では氏より育ちといった本音を出している感。