大きくSONYのタイトルが出たかと思うと、ポータブルMD(ミニディスク)プレイヤーのアップになる。もちろんSONY製。MDとは珍しいと思ったら、なんと全編出てくるポータブルプレイヤーはすべてMD方式。MD以外の、ウォークマンとかiPodとかは一切出てこない。
ずいぶん不思議な世界観があったもので、不思議といったらイヤホンで聞いている当の音楽がどんなものなのか、具体的な曲はほぼ出てこない。最後の方でかかるまでとっておいてあったらしい。
カット割りはトレンディドラマ風にふたり並べて離して撮ってから、両者のアップの切り返しの繰り返しが基本。こうも律儀にルールを決めているのも珍しい。
なんだか、赤楚衛二と中島裕翔の顔がほぼ同じに見える。上白石萌歌と上白石萌音と同じくらい同じに見える。髪型くらい変化をつけてもよさそうなもの。
原作は「366日」物語委員会となっている。「鬼滅の刃」の脚本がunforgetableと個人名ではなくグループ名になっていたのを思わせる。
上白石萌歌が赤楚衛二の子供を妊娠してそれを知らせないままでいるのと、赤楚衛二が白血病(とはまたクラシックな)を発病しているのを知らせないのといわばすれ違い状態になっているわけだが、両方ともなぜ知らせないのかよくわからない。
赤楚と上白石の東京の部屋の方が沖縄の部屋の方が広いというのもよくわからない。
玉城ティナという実際の沖縄出身の人を使っておいて沖縄出身なのかどうかよくわからないというのも不思議。