なんとなく見逃していたスティーブ・マックイーンの遺作(1980)。
監督がテレビ畑のバズ・キューリックということもあって、なんとなく70年代テレビ・ムービー的なこじんまりとした作り。エンドタイトルのデザインなど典型。今みたいにローリングタイトルが長々と出ない。
バウンティハンターという役柄からして、出世作の「拳銃無宿」に回帰した感あり。考えてみると、イーストウッド同様テレビ西部劇出身だったのだな。テレビから映画に出世するという階層感覚がまだあった時期かと思う。
ベン・ジョンソンの出演は「ゲッタウェイ」の楽屋オチ的。
オープニングでマックイーンに捕まる黒人少年が「ルーツ」のレバー・バートン。
運転がすごくヘタだったり、年下の愛人が妊娠していて体操の手伝いをさせられたりといった格好のよくないところを自然に見せる。
パパと異名をとる主人公が本当にパパになる作品を遺作にしたというのは、やはり思うところあってだろう。
ひとつの事件や犯人を追っていくのではなく、複数のエピソードやキャラクターが混ざって行き来しながら展開していく随想的な展開。
マックイーンは走る列車の屋根の上に乗ってパンタグラフにしがみつくなどのアクションシーンを見せるけれど、アクションシーンが人間の速度というか、まだ人間が操れる機械の速度の範疇に収まっている。
監督がテレビ畑のバズ・キューリックということもあって、なんとなく70年代テレビ・ムービー的なこじんまりとした作り。エンドタイトルのデザインなど典型。今みたいにローリングタイトルが長々と出ない。
バウンティハンターという役柄からして、出世作の「拳銃無宿」に回帰した感あり。考えてみると、イーストウッド同様テレビ西部劇出身だったのだな。テレビから映画に出世するという階層感覚がまだあった時期かと思う。
ベン・ジョンソンの出演は「ゲッタウェイ」の楽屋オチ的。
オープニングでマックイーンに捕まる黒人少年が「ルーツ」のレバー・バートン。
運転がすごくヘタだったり、年下の愛人が妊娠していて体操の手伝いをさせられたりといった格好のよくないところを自然に見せる。
パパと異名をとる主人公が本当にパパになる作品を遺作にしたというのは、やはり思うところあってだろう。
ひとつの事件や犯人を追っていくのではなく、複数のエピソードやキャラクターが混ざって行き来しながら展開していく随想的な展開。
マックイーンは走る列車の屋根の上に乗ってパンタグラフにしがみつくなどのアクションシーンを見せるけれど、アクションシーンが人間の速度というか、まだ人間が操れる機械の速度の範疇に収まっている。