初めの方の管制室のシーンで電子機器にコーヒーカップを乗せているもので(こぼしたらどうすんだ!)終わりまで見ていられるか心配になった割には、まあ見られる出来。一番いいのは時間が短い(1時間30分)こと。しかし小美人がテレポートを使っているのかどうやっているのかわからないままあちこちに突然登場したり、メカゴジラがゴジラを釣り下げて飛んでいる筈がいつの間にか上に抱えていたり、キーがついているのかどうかわからないまま停めてあったバイクを発進させたり、細かいところ、特につなぎが雑な演出。機械にやたら感情移入するキャラクターというのはありうるとは思うのだが、描写としてはまるで説得力がない。
小美人は初代みたいに双児ではないのに双児みたいに見える。メイクのせいもあるのだろうが、東宝シンデレラ(このネーミングなんとかならない?)のタイプって似てくるのではないか。関係ないけど、サラ専ビーナスっていうのもありましたね。松竹が「サラリーマン専科」シリーズ化をもくろんでいた時のヒロインの呼称。助けてくれって言いたくなるセンス。
「モスラ」では巣をかけただけで破壊しなかった国会議事堂を破壊したのは結構。どうせなら、中に議員が詰まっているところをぶっ壊せばもっと良かった。
カメーバなんて知名度の低い怪獣(ガメラと間違えさせるつもりか?)の死体の謎の登場とか、モスラの幼虫の目が怒ると赤くなる(「ナウシカ」の王蟲)とか、変なところでオタク風のところあり。
(☆☆★)
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