豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

『草軽電鉄の詩』 新装版

2008年09月18日 | 軽井沢・千ヶ滝
 
 9月9日に軽井沢の平安堂書店で買ってしまった『草軽電鉄の詩・新装版』。

 正確には、『「思い出のアルバム草軽電鉄」新装版 写真集 草軽電鉄の詩 懐かしき軽井沢の高原列車』と表紙には書いてある。
 思い出のアルバム草軽電鉄刊行会[編]で、郷土出版社の刊である。

 平安堂書店の店長さん(?)には、「表紙の装丁以外、内容は旧版と変わっていません」と答えたのだが、その後、最終ページに、発行者の郷土出版社社長、神津良子さんという方の「新装版あとがき」が加筆されていた。
 それによると、二人の子どもを育てながら編集に従事していた神津さんが、はじめて外に出て取材したのがこの本だったと記されている。
 
 創業が1975年と、意外にも新しい本屋さんであることも、この「あとがき」で知った。いずれにしても、重版に際して値段を下げてしまうなど、良心的な本屋さんであることが伝わってくる。

 この本によると、草軽電鉄は数回にわたって映画の背景として登場しているらしい。
 高峰秀子の“カルメン故郷に帰る”はDVDを見かけたことがあるが、森繁久弥の出ているという“山鳩”だとか、田中絹代の“マダムと女房”、菅原都々子“月はとっても青いから”なんていう映画を見ることはできるのだろうか。

 映画の中で、動いている草軽電鉄をぜひ見て見たいものである。

 * 写真は、『草軽電鉄の詩・新装版』の表紙。帯のように見える黄色い部分も表紙自体に印刷されている。
 表紙の写真のなかで、車窓の乗客に何かを手渡そうとしている白いブラウスの女性は、よく見ると、なんと山羊を連れている! 昭和21年に撮影された写真だそうだ。 

 2008/9/18