きのう小田部家正『カローラ物語』を読んでから、ネットで“カローラ”ないし“カローラ・ランクス”で検索に引っかかる項目をあれこれ眺めていたら、“カローラ・ランクス ラリーカー”について書いてあるというプログに出会った。
ぼくにとっては、F1カーというのは到底“クルマ”の概念に入るとは思えないのだが(エンジンに車輪がついただけの走る機械である!)、WRCというのはいかにもクルマが町(村)を駆け抜けるようで大好きである。WRCのDVDも時おり借りてみている。
そのラリーカーにカローラ(といってもヨーロッパではカローラのセダンは発売されておらず、カローラといえばランクスのことである)が参戦しているとは知らなかった。
日本車といえば、スバル・インプレッサか、スズキ・スイフトではないか。
で、そのプログに書かれている“カローラ・ランクス”のラリーカーというのは、実はミニチュアカーのことであった。「マジョレッタのカローラ・ラリーカーをゲットした!」と写真入りで誇らしげに書いてあった。
“カローラ・ランクス”のミニカーとは聞き捨てならない。さっそくあれこれ関連するコトバをGoogleで検索して、ようやく理解した。
スーパーなどで売っているカバヤ(懐かしい!)の玩具菓子(最近は「食玩」というらしい)に“マジョレット ラリーカー シリーズ”というのがあって、何種類かのラリーカーのミニカーが「おまけ」(といってもこっちの方が本体)で入っているらしい。
散歩のよい目標ができた。
きょう、さっそく昼食後に、この“カバヤ”のお菓子探しの旅(散歩)に出た。
近所のスーパー4軒を全部まわってみることにした。1軒目は西友。休日の昼下がり、ガキどもでごった返している売り場で、子どもに頼まれたお菓子を探すオヤジを装いながら、カバヤを探す。
あった!! 全然お菓子の体裁をなしていない。どう見たってパッケージ入りのミニカーである。5、6個しか残っていなかったが、しっかりとスポイラーにTOYOTAの文字が入った“カローラ”(ランクス)があった。1個325円(税込み)だった。
展示棚には、「商品交替のためお取扱い中止」と掲示されている。
いつなくなってしまうか分からないので、“シトロエン・クサラ”と“プジョー307”も合わせて買うことにした。
箱を見ると、このシリーズには、“フォード・フォーカス”、“プジョー206”、“シトロエンC2”、“同C4”、“スバル・インプレッサ”などもあるらしい。
実は、“プジョー307”は箱の外から覗いて“フォード・フォーカス”だと思って買ったのである。その程度の精巧さである。
目的はほぼ達したのだが、せっかくの散歩なので当初の予定通り、ほかの3軒のスーパーも全部回った。2軒目と4軒目ではカバヤは扱ってなくて、3軒目では、“ラリーカー・シリーズ”ではない、パッケージも異なるカバヤのミニカー(食玩)が置いてあった。一般車に混じって、シトロエンのラリーカーもあった。
次の散歩のインセンティブにするために、きょうは買わないで帰ってきた。
ミニカーというものにはあまり興味もなく、むかし女房からもらったシトロエン2CVのミニカーと、ランクスが絶版になった時にカローラ店のなじみの営業さんに頼んで譲ってもらったカローラ・ランクスの店頭展示用のミニカー(結構大きい)くらいしか持っていないが、ネット上を遊泳してみると、世の中にはずい分ミニカー・ファンがいるようだ。
職場近くの秋葉原には、京商という専門店のショップがあるらしい。一度授業の合間に散歩に出かけてみよう。
* 写真は、カバヤ食品の“Kabaya Majorette Rally Car Series”の、トヨタ・カローラ(ランクス)、プジョー307、シトロエンXSARA(左から)。
なぜか、ランクスとシトロエンは1/57なのに、プジョー307だけは1/58と刻印してある。プジョーを1/57にできなかった理由が何かあるのだろうか?