野球の観戦に神宮球場に出かけてきた。
朝10時すぎに、都営地下鉄大江戸線の国立競技場前で下車。
エレベーターを昇って、地上に出ると目の前が国立競技場、だった。
しかし、今は、工事車両が出入りする際に開けられた塀の隙間から、国立競技場の跡地をのぞくことができるだけ。
すでに、あの“東京オリンピック”の国立競技場は跡形もなく消えてしまっていて、がれきの山の中を、あちこちクレーン車やブルドーザーが動いている。
しかも完全にぶち壊した頃合を見計らって、予算が足りなくなったから東京都に500億円を要求してきた。
前からわかっていたことだろうに、官僚というのはどうしてここまで狡いのか・・・。
しかも期日に間に合わないから、屋根はつけないという。
リオデジャネイロのオリンピックを笑えないだろう。
これのどこが「環境に配慮したオリンピック」なのか。
野球の結果より、国立競技場の惨状の方が心に残ってしまった。
2015/5/24 記