晴、7度、86%
先日、友人が「クスクスを食べたのは、真奈さんのお家で作ってもらった時が初めてだったのよ。」と話してくれました。20年も前のことです。そういえば帰国以来、「クスクス」を作っていません。
「クスクス」は小さなパスタです。北アフリカ、中東発祥のパスタです。他の大きなパスタ同様、デュラル小麦粉が原料です。北アフリカや中東料理では主食、メインの付け合わせで出されることが多いそうです。「クスクス」はイタリア、フランスでもスープやサラダで使われます。
見つけた「クスクス」はパッケージは砂漠の写真ですが、原産国はイタリアです。 大きさは一番小さなタイプです。 大きめの砂粒くらいの「クスクス」に熱湯を注ぎ吸水させます。以前は膨らんだ「クスクス」を蒸しあげて料理に使っていました。最近は熱湯で吸水させればすぐに食べることができます。他のパスタも茹で時間が短くなりました。パスタの製法に進化があったのだと思います。
中東などでは肉料理の下にスパイスで味付けされた「クスクス」が見られます。肉や野菜のスープに「クスクス」が入ることもあります。熱湯を注ぐ時にひとつまみ塩を入れて10分ほど蒸らします。このまま食べても噛み締めるとパスタの旨味がします。イタリアではトマト料理に合わせることが多いようです。
私はサラダをにすることが多く、合わせるものは生の野菜、ハムやソーセージです。付け合わせにするつもりで、「サンドライドトマト」と「イタリアンパセリ」を混ぜました。ボソッとしていますので、蒸しあげて温かなうちに、オリーブオイルを垂らすと香りも豊かになります。フランスで「タブレ」と呼ばれるものです。
多めに作って置いて、スープにも入れます。一度お味噌汁に入れたことがありました。違和感なく食べることができました。デパートなどのパスタの棚に箱入りか真空パックで売られています。大きなパスタとは一味違う「クスクス」です。