晴、3度、70%
クリスマスの朝は「パネトーネ」で始まりました。長時間発酵させた「パネトーネ」を数日置いて食べます。「パネトーネ」は菓子パンの香りに似ていますが、レモンピールなどの爽やかな香りが加わりしっとりとした口当たりです。 日本では「クリスシュトレイン」ほど知名度はありませんが、イタリアのホリデーシーズンのお菓子です。今年はクリスマスディナーは特別な料理を作りませんでした。「ローストチキン」は年末に焼くつもりです。
クリスマスイブの夕方、郵便受けに「栗蒸し羊羹」が入っていました。友人が私のエネルギー補給にと送ってくれたものです。イブの晩の「栗蒸し羊羹」ってなんだかいい感じです。昨日のおやつは早速「栗蒸し羊羹」を切りました。蒸し羊羹は普通のお羊羹ほどくどい甘さがありません。 竹皮に包まれた蒸し羊羹、匂いこそ違えこの竹皮を見た途端、鹿児島の「灰汁巻き」を思い出しました。竹皮に包んだまま蒸し上げると、中のものに程よく火が通ります。 竹皮の筋目が「蒸し羊羹」の表面について均一でない姿も面白い。 大ぶりに切ってパクリ。栗が随分入っています。ほろりと崩れる栗がまた美味しい。「甘泉堂」というお店の「栗蒸し羊羹」です。この夏には同じお店の「水羊羹」を頂戴しました。その時も思ったのですが、甘さの加減がとても優しく、いく切れでも食べられます。普通のお羊羹はその甘さで一切れで満足するのに、「甘泉堂」のお羊羹はあとを引く美味しさです。いけません、うっかりすると全部食べて仕舞いそうです。大丈夫、今日のおやつにとってあります。
パネトーネに始まり、おやつの「栗蒸し羊羹」、例年なら「クリスマスディナー」の準備で慌ただしいはずですが、のんびりとクリスマスの日を過ごしました。
さあ、いよいよ年末に向けて最後の準備にかかります。