曇、25度、90%
スーパーのパン売り場で袋入りの「マーラーコウ」をみました。香港ヤムチャの定番「マーラーコウ」です。日本でも好きな人が多いのだと嬉しくなりました。「マーラーコウ」は蒸しパンです。でも袋入りの「マーラーコウ」は私には不思議でした。なぜかな?考えていたら思い当たりました。香港では「マーラーコウ」はパン屋でもスーパーでも売られていませんでした。「マーラーコウ」はヤムチャでワゴンや蒸し器に乗って出てくるものでした。蒸し器だとホカホカ、ワゴンだと冷めた物が運ばれて来ます。
久々に「マーラーコウ」を作りました。「マーラー」はマレーシア、「コウ」はケーキの意味です。マレーシア人の肌色が茶色なので茶色く蒸しあげた蒸しパンを「マーラーコウ」と呼ぶようになったと聞きました。色付けには「カラメル」を使います。香港菓子には「カスタードパウダー」を使うものが多いのも特徴です。昨日は「カスタードパウダー」を多めに、ミルクの代わりに「ココナッツミルク」で作りました。 茶色にはなりません。きれいな黄色に蒸しあがりました。ココナッツとかすたーどのあまい香りいっぱいにできました。
重曹などでグワーッと膨らますのですが膨らみは少なめでしっとりきめ細かく作りました。 飲茶屋さんのような「マーラーコウ」を作りたくて、その昔幾度も幾度も作った記憶があります。飲茶屋さんでも「松の実入り」「なつめ入り」などアレンジ「マーラーコウ」があります。蒸しパンですから応用自在です。
熱く入れたジャスミン茶と「マーラーコウ」、香港の飲茶屋のザワザワした空気を思い出しました。
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