曇、20度、86%
大きくて持ち重みのする「里芋」をたくさんいただきました。お芋が美味しいのは秋です。日本の「里芋」は粘りを取るために湯がきます。香港の「里芋」は粘りがありませんでした。そのまま料理にかかれます。お味はさして変わらない、見た目は同じ「里芋」でした。粘りがない分モッチリ感がありませんでした。「里芋」一つでも採れる土地で違います。
皮をむかずに蒸して「衣担ぎ」でお月見にも供えます。主流は煮物でしょうか。歳を重ねるごとに「煮物」、「煮しめ」の類が苦手になってきました。お醤油とお砂糖やみりんの甘みが合わさるとどうも食が進みません。家族が食べたいなら作ります。一人の時の「里芋料理」に煮物はありません。
「里芋」を蒸して軽くつぶしたいもサラダ風を一皿。ジャガイモと違い滑りを利用します。味付けは「アンチョビ」です。つぶした「里芋」に「アンチョビ」を混ぜ込みます。オイル漬けのアンチョビを使いました。適度にオイルで滑らかになります。「アンチョビ」の塩気だけで十分です。酸味をプラスするために「ケッパー」を添えました。白ワインのお供です。香りの薄い「里芋」に「アンチョビ」の匂いが乗っていい組み合わせです。
「里芋」のもっちり感は煮るのが一番、「グリーンカレー」に入れました。白身の魚と合わせます。「ココナッツミルク」をたっぷり入れたら白っぽい「グリーンカレー」になりました。 白身のお魚からの出汁とココナッツミルクの甘みをたっぷり吸った「里芋」今までにない美味しさです。お魚のグリーンカレーもなかなか美味しい、チキンとナスの定番組み合わせより濃厚なお味です。
あと少し里芋があります。洋風のスープに入れようと思っています。トマトを使うべきか頭の中で想像します。美味しい秋の「里芋」満喫しています。
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