晴、8度、84%
「フリチラリア」ユリ科の地味な花です。「バイモユリ」「瓔珞ユリ」とも呼ばれれます。20年ほど前、アメリカの園芸雑誌で目にした「フリチラリア」その姿にぞっこん、その写真を大事に今も持っています。「いつか自分で育てたい。」
5年前帰国すると、早春に日当たりにいい場所に咲く網状の花びらを持つ「アミガサユリ」を見ました。「フリチラリア」の中で一番素直な花姿の一輪咲の花です。その秋には球根を探して植えました。一輪咲の「アミガサユリ」は毎春我が家の庭に咲くようになりました。アミガサ状ではなく、やや複雑な色合いの「アクモペタラ」という品種です。
ユリの葉を持ちます。下向きに咲き首を折ったようなその姿は、群生でも一本だけ咲いていても美しいと思います。「フリチラリア」も房咲の豪華な品種もあります。とてもお値段の高い球根です。毎年植えますが、気難しく発芽しない、発芽しても花が咲かない失敗続きです。今年はもしかしたら房咲きの「フリチラリア」をお見せできるかもしれません。
「アクモペタラ」の横に座っていつまでも眺めます。 緑にこげ茶、紫が微かに入った花びらです。
昨日まで丸三日、強風に揺さぶられながら健気に咲いていました。「今日はやっと風が収まったね。」一つ一つ、念願の花を庭に咲かせます。失敗にも落ち込みますが、めげません。
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