チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

フォッションのアップルティー

2024年02月09日 | お茶

晴、5度、75%

 最近、紅茶好きな友人たちと話していると必ず「フォッションのアップルティー」の話が出ます。彼女たち再びこの紅茶にぞっこんになっているそうです。私も「フォッションのアップルティー」がないとやっていけない時期がありました。ちょうど香港に渡った頃です。香港では大きな缶、日本の倍の250グラム入りが安かったように思います。その大きな缶を一週間で飲みあげていました。それ以後本当にたくさんの紅茶を飲んできました。気まぐれに買った他のアップルティーはフォッションのものより美味しくありませんでした。でもこの数年、「フォッションのアップルティー」を飲んで記憶がありません。「フォッションのアップルティー」と聞いただけであの香りが鼻先を漂います。

 友人たちの話で触発された私の食指です。「フォッションのアップルティー」を自分のために買いました。家のお茶の棚には数種類の紅茶が常にあります。紅茶好きの私に高価なお茶を送ってくださる方もいます。「あと2年は紅茶は買わなくても大丈夫。」などと話していたのに、むくむくと飲みたい気持ちが湧き上がって買ってしまいました。デパートの地下に行けば買えると思っていたのに売っていない。カルディで見つけた時はやっと会えたと思ったほどです。

 セイロンティーにりんごの香りを移しています。セイロンティーは葉が小さく、色よく出るのが特徴です。小さな葉は濃く出すことも薄く出すことも容易です。普段は強めの紅茶ですが、久々の「フォッションのアップルティー」はまず、薄く入れました。 缶の外のセロファンのカバーがかかっていても香ります。こんなに気持ちが昂って紅茶を淹れたのも久しぶりです。

 毎日入れる紅茶、普通のセイロンティーですが、濃く自分の好みに入れます。熱いティーカップに注ぎ口をつける前に深く紅茶を香ります。そして口に含むと渋みのある熱い紅茶が心も体も落ち着けてくれます。幸せの瞬間です。

 「フォッションのアップルティー」は一日一回、おやつの時だけと決めました。40年近くかかってまた私の元に戻って来た旧友のように思います。合わせるお菓子で濃さも調節します。昨日は頂き物のお饅頭と一緒に濃いめに入れました。お茶ひとつでこんなに幸せをもらいます。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「冬に子供が生まれる」佐藤正午 | トップ | 春節 花が綻び始めました。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿