曇、6度、56%
年末、孫娘がやって来た翌日のことです。孫娘が言いにくそうに「いちごの歯磨き粉、口に合わないから代えたい。」孫娘今、小学5年生です。自分で歯を磨くようになってから小さな歯ブラシ、「いちごの歯磨き粉」をいつも用意しておきました。歯ブラシはキャラクターの絵のついたピンク色でした。年末歯ブラシだけは小学生用と書かれたものを新調しておきました。色はピンクです。孫娘が新しく選んだ歯磨き粉は小中学生用のミントの歯磨き粉、ミントが強くない歯磨き粉です。それを見て「歯磨き粉まで、成長したんだ。」と感心しました。
いちごの歯磨き粉はまだチューブにたくさん入っています。「もったいないわね。」というわけで私が使い始めました。「あら、なかなかいい!」バナナ味やいちご味の歯磨き粉が登場したのは、私が子供の頃でした。ミッキーマウスの絵だったと記憶しています。初めて使った時、嬉しかった。口に甘く香るバナナやいちご、懐かしさが湧き上がりました。ですから、この10日ほど毎日私は「いちごの歯磨き粉」を使っています。刺激が少なく、気持ちまで優しくなります。孫娘に「これなんとなくいいよ。」というと不思議そうに私を見つめました。
私は大人の歯磨き粉を使うようになったのいくつだったかな?覚えていません。孫娘が自分の孫が使い残した歯磨き粉を使う日が来るかもしれません。その時、私が「いちごの歯磨き粉」を使って嬉しそうに笑っていた顔を思い出してくれるかしら。そんな思いで無くなるまで『いちごの歯磨き粉」を使います。