チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

月刊少女漫画誌「ちゃお」

2022年08月21日 | 孫娘

大雨、25度、86%

 私が小学の頃、昭和30年代のことです。月刊の少女漫画雑誌は2つありました。「りぼん」と「なかよし」です。付録がたくさんついていて雑誌は大きく膨らんで売られていました。買って欲しいのですが母は決して買ってくれませんでした。ところが母が実家に里帰りしている時に父が「りぼん」を買ってくれました。「りぼん」は私が選んだのだと思います。手塚治の「リボンの騎士」が読みたかったからです。付録のついた本を買ってもらったのはその時が初めてでした。嬉しかった、もう60年近く前のことなのにあの時の嬉しさが胸に蘇って来ます。雑誌の一部を切り取って応募すると全員にプレゼントが送られます。父がハガキで応募してくれました。送られて来たのは「リボンの騎士の缶バッチ」でした。この「缶バッチ」大学でこの家を出る時まで大事に持っていました。

 夏休みで小学3年生の孫娘が東京から来ました。着いた日に東京では売り切れの本を探しに本屋に行きました。自分でお店の人に尋ねていました。この店でも売り切れています。がっかりだったでしょう。雑誌のコーナーを覗き込んでいました。後ろから近づいた私は「好きなのを一冊買ってあげるよ。」と声をかけました。孫娘、迷わずに手に取ったのが「ちゃお」です。孫娘もこの手の雑誌は買ってもらえないようです。親に許可をもらわず2人でレジに向かいました。

 月刊雑誌らしく付録満載です。レジで受け取ると孫娘抱えて持ちました。家に帰ると、付録のサインペンでお絵かきです。今の子供は昭和の子供より物に恵まれています。孫娘もおもちゃを驚くほどたくさん持っています。この付録付きの漫画雑誌は大喜びするほどのものではないかもしれません。

 物が少なく、やっと買ってもらった私の「りぼん」が私のくれた喜びは遠い昔のことです。リボンの騎士が馬に乗った「缶バッチ」の絵柄まで目を瞑ると蘇ります。幸せな時代でした。

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玄米のご飯

2022年08月20日 | 美味しいもの

曇、30度、80%

 香港にいる時「タイの玄米」を食べていました。ロングライスの玄米です。プチントする口当たり、噛めば噛むほど甘みが出て来ます。白米が好きです。白いご飯はお米の種類を問わず一緒に食べるおかずの味をうまく引き出してくれます。「玄米ご飯」はそれ自体が自己主張があります。

 「玄米」と「白米」は混ぜません。「玄米」は「玄米」だけのご飯を炊きます。難しく考えずにいつもの土鍋で水を多くして炊くだけです。水の量も適当です。地元の「玄米」を買いました。炊いているときも「白米」のような食欲そそる香りではありません。

 おかずは「玄米」の強さに負けないようにやや濃いめに味をつけました。よく噛みます。「白米」とは違った調和が生まれます。チャーハンも「玄米ご飯」で作ります。一度「お寿司」を作りましたが美味しいとは思いませんでした。濃い味付けか、いっそお漬物だけでさっぱりと食べるのが「玄米ご飯」には向いています。栄養価が高いと言われて「白い食べ物」より「茶色の食べ物」がいいと聞きます。私は「白い食べ物」も好きです。たまにこうして茶色な「玄米」を楽しみます。今日は「白米」を炊きます。その日の気分、おかずによって食べ分けます。

 香り乏しい「玄米」ですが噛み締めると素朴な味と香りが口に広がります。時々急に食べたくなる「玄米ご飯」です。

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雨の後

2022年08月19日 | 日々のこと

曇、26度、84%

 久し振りにしっかりと雨が降りました。明け方には雨は上がりました。日が登り始めると庭の木々がキラキラと輝いています。十分に水を吸って元気になった葉には水滴がついています。その一つ一つが陽の光を反射して輝いています。いつ見ても美しい姿です。レース状に雨滴がつくとネックレスのようにも見えます。  日が登り切る頃には気温の上昇と共にこの雨滴は消えてしまいます。ほんの小一時間ほどの間に見せてくれる景色です。

  薔薇の実にも雨滴がつきました。光の加減で写真に収めることができない雫もあります。 今にも落ちそうで儚く思います。雨上がりの澄んだ空気の庭、そして日が上がる前のこの雨滴の見せてくれる美しさ、年に数回の楽しみです。

 庭から上がる頃、つぼみだった「布袋草」が一日限りの花を咲かせていました。

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雨のありがたさ

2022年08月18日 | 庭仕事

雨、25度、85%

 福岡地方やっとまとまった雨が降りました。5月以来降雨量が少ない日が続いていました。その上この暑さです。庭木や草の水遣りは時には朝晩2回必要でした。昨日は大雨注意報が出るほど降りました。雨の庭をづっと見ていました。雨が土に浸みて行くのを感じます。土の深いところまで水で潤って行くのを感じます。私の水遣りでは及ばない深い深いところまで土は水を含みます。目を閉じて、土が水を吸って太っている様を想像します。無機質である庭の蹲の石までが生き生きと蘇って来ました。 雨の中、庭を周り木々や草に「よかったね。」と声をかけてやりました。思い切り水を浴びて、思い切り水を飲み緑に活気が戻ります。

 夕方、大きなマキの木の根元に植わっている「ホトトギス」に花が咲きました。先月「シルバー」さんに枝払いをしてもらった時、花芽を折られて今年は花が見られないと覚悟していた「ホトトギス」です。「ホトトギス」は母の命日に供えます。今年は間に合いませんでした。一日遅れで咲いた「ホトトギス」、雨のおかげで咲いたのかもしれません。

 雨が続けばお日様が欲しくなります。お日様が続けば干ばつが起こります。気温の高まりは雨を今まで以上に欲します。東北も含め雨の被害が出ている地域もあるのは心配です。気候の偏りが著しい昨今です。

 まだ降っています。庭の草木が喜んでいます。雨音を聞きながら「雨」のありがたさを感じています。

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ココ、夏太りそして元に戻りました。

2022年08月17日 | ここ

雨、26度、86%

 暑い夏が続いています。ヒグラシが鳴き始めたのにまだ暑い。暑さで朝からため息です。暑いとココは一日中寝ています。冷房を切らない寝室のベットの上からおりません。食事が終わるとすぐに台所の床で腹ばいになります。私が庭仕事をしていても庭にすら出ません。散歩は要するにトイレだけです。短頭種で暑さに弱い上に気管が短ので呼吸困難に陥ります。トイレを済ませたらすぐに家に向けてUターンです、時間にして5分、ガハガハと玄関で腹ばいです。そんな毎日、ある時気付くとココが太っていました。夏太り、運動不足です。太ればますます呼吸器官によくありません。

 食事量は変わらないのに夏太りです。食べ物を減らそうかと考えていました。そんな折、孫一家がやって来ました。元気な8歳の孫娘、大好きな息子、一日中寝ていることができなくなりました。流石に海にココを連れて行きませんでしたが、冷房の効いた部屋で起きている時間が長くなりました。孫たちが戻って行きました。ココを見ると、あれ!背中の段々肉がなくなっています。元に戻ったようです。上から見ても脇腹が締まっています。

 パグは太りやすい、よく食べます。孫がいなくなって、また元の生活ですが太る気配はありません。実は私もココと同じで一日ベットの上でゴロゴロしています。暑いので体力温存と言い聞かせています。朝、庭の水遣りだけで汗びっしょり、今年は痩せも太りもしません。そうだ!犬たちは汗をかかないのだわ。

 昨日、久々に例のココ座りを披露してくれました。 「早く涼しくなって欲しいねね、ココさん。」

 

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母の命日

2022年08月16日 | 母のこと

曇、30度、76%

 母が逝って9年が過ぎました。香港にいた私に16日深夜知らせをくれたのは息子です。急な知らせでした。施設から救急車で運ばれた病院で死亡が確認されたそうです。「低血糖」が直接の死因だと医師から電話で説明を受けました。15日から16日に日付が変わった時間帯、私は病院、日本の警察、葬儀の手配、自分の飛行機の予約とあの晩ずっと起きて電話していました。

 いつかこの日が来ることはわかっていました。いつ来てもいいように予め頭の中で行動を考えていました。その時のための電話番号の控えも作ってありました。お盆休みの時期なのに運よく飛行機も取れました。それでも福岡に入れるのは夕方、一足先に東京の息子が福岡に入ります。役所の届け出だけで済むかと思えば警察の調査もありました。施設での示唆殺人、親子関係の良し悪し、なぜこんな事を尋ねるのかと訝しく思いました。息子が私が福岡に着く前にほとんどの公の手配を完了してくれました。おかげで翌日荼毘にふすことができました。長い一日でした。暑い一日でした。

 涙は出ません。「やっといなくなった。」これが私の気持ちでした。まだ熱い骨壷を菩提寺に預けて、この家に来ました。改装中で屋根と柱しかないこの家を見て虚しさを感じました。体は疲れてないのに頭のどこかがぼーっとしていました。

 9年、時間は優しいと感じます。母を疎む気持ちは昔ほどではなくなりました。「ありがとう」と心で言う日が増えています。それでも時折、声に出して罵るほど怒りがこみ上げることもあります。いつもはお寺でお経を挙げていただきます。今日は義母の薬を病院に取りに行くので墓参りだけにします。

 あと9年、今の倍の時間が経てば母に対する気持ちはもっと優しくなれるだろうと、自分の心の醜さを省みています。

 

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いちじく大福

2022年08月15日 | お盆

晴、30度、80%

 庭の「いちじく」は今が最盛期です。昨日は12個も採れました。カラスから守るためにネットを被せています。「いちじく」はカラス、アリ、ダンゴムシの好物です。そして私の好物です。私の敵から「いちじく」を守る術をやっと掴めて来ました。いちじく農家のおじさんが「お尻が開いたら収穫です。」と言っていましたが、それは食べ時と言う意味で、その頃にはアリが集っています。色付きと手の感触で木からもぎ取ります。

 時折小ぶりな「いちじく」がなります。 普通の「いちじく」の半分ほど、手前の2つが小ぶりです。2つの大きさも違います。

 餡ものが好きだった父母に「いちじく大福」を作りました。小ぶりな「いちじく」に白餡をかぶせ大福に仕立てます。小ぶりですが甘さは十分です。2つの大きさが違いますから出来た「いちじく大福」も不揃いです。

 おやつにお下がりをもらいました。 赤い種の部分だけでなくその周りの白い身も甘く、品のいい白餡と柔らかい大福の皮と口の中で混ざります。冷やして食べようと大福の皮を緩めに作りました。いちごやマスカットなど水分が出ない果物で様々な大福が作れます。

 父母にも庭からの贈り物「いちじく」「夏バラ」を供えました。「どうぞ食べてください。」

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お盆のお迎え

2022年08月14日 | お盆

晴、29度、80%

 彼方からたくさん戻って来てくれて賑やかな家になりました。少し風のある夕方「こちらですよ。」と盆提灯に明かりを入れました。迎え火を炊く家は少なくなっています。2軒ほどある新盆のご近所のお家も迎火を焚く気配がありません。お提灯ですら出てない家もあります。お盆の姿も変わって来ました。

 この家は私の実家です。「山下家」と名の入った元々の提灯はとっくに始末しています。玄関先にかける提灯は「モモ提灯」です。 表札名とは違う父母、庭に埋まっている犬たちが戻ってくるはずです。「下川」の名字を持つのは「テツ」「ケン」「モモ」です。この3匹が先頭に立ってみんなを案内しているような気がします。

 ロウソクを立てる提灯です。風に揺られて明かりも揺れます。家に入った後も火が心配で幾度も外に出ました。すっかり暗くなって、みなさんもうお戻りだろうと火を落としました。短い間ですが、楽しんで帰ってください。

 彼岸は向こうの世界、お盆にだけはこちらに戻れます。「お盆」を思いついた方の優しさですね。彼方の人たちも此方の人も「久しぶり」と思いを交わすことが出来ます。ロウソクの灯りが大きくなったり小さくなる提灯を見ながらそんなんことを思いました。今日はメインのお供え作りです。

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博多ラーメン

2022年08月13日 | 昨日のお昼ご飯

曇、28度、90%

 孫娘が滞在中は外食も多くもちろん孫娘のご要望に応えます。私は外食すら滅多にしないので喜んでお供します。「お昼何食べたい?」「ラーメン」「東京のラーメンと違うよ。」「うん、でもいいよ。」とこんな感じでラーメンを食べに行きました。

 博多はご存知のように「豚骨ラーメン」です。私もこの「豚骨ラーメン」で育ちました。大学の頃までは帰省すると「豚骨ラーメン」を食べたいと思いました。ところが30歳あたりで「豚骨ラーメン」はもういいやと思いました。なぜか?匂いが強い「豚骨ラーメン」ですが、それぞれの店で長時間スープを取るところは少なくなり、時代の風潮で軽く匂いのない「豚骨ラーメン」に変わりました。それでも食べたいとは思いません。福岡のラーメン好きは皆さんそれぞれ贔屓の店があります。どこの店が美味しいかを聞けば、皆さん違う店の名を言うはずです。

 向かったのは長浜、魚市場の町です。有名店も多く、長蛇の列を覚悟です。食券を買い待ちます。息子一家の好きな店で以前にもお供しました。コロナで席数が減らされて並ぶ時間も長くなったようです。麺の硬さも選べます。細麺、硬いのが博多ラーメンです。思ったより大きいお椀がすぐに出て来ます。ここはシンプルに「煮肉」「ねぎ」のみですが、「焼き豚」「キクラゲ」「のり」がついてくる店もあります。テーブルの上には「紅ショウガ」「ゴマ」「胡椒」が置かれています。相席ですので、大きな入れ物です。 私は「紅ショウガ」「ごま」ともに大量投入。ご覧のようにスープは白濁しています。さらりと臭みのないスープです。小さい頃はドロっとしてました。スープは美味しい、麺はかなりの量です。ここの「煮肉」は塩っぽく、私は好きでありません。孫たちも相席の人たちも似たり寄ったりのトッピングで食べています。

 孫娘の食べる勢いのすごいこと、驚きます。スープを飲まず麺をガツガツ食べています。挙句に「煮肉」のおかわりです。博多ラーメンは「替え玉」と言って麺を足すことができます。当然のように息子は「替え玉」です。その時少なくなったスープを足してくれます。久々の「博多ラーメン」私も周りの勢いに乗って食べました。「紅ショウガ」の酸味がないと食べることができなかったと思います。

 8歳の孫娘、完食しました。この私、お腹いっぱいで苦しかった。でもみんな口々に「美味しかったねえ。」このラーメンを懐かしく思う人、博多の思い出と重なる人、その土地その土地の食べ物は記憶に残ります。孫娘が来たらまたお供させてもらいましょう。

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孫娘の置き土産

2022年08月12日 | 家族

曇、30度、78%

 夏休みで我が家に来ていた孫娘が帰りました。いつもより数日長い滞在でした。海に2日続けて行きました。2つのお墓参りにも、義母を施設に訪ねるのにも嫌がらずついて来てくれました。連日庭でバーベキュー、最後の晩は花火をしました。

 帰る時は来た時より荷物が多くなっています。救命胴衣や浮き輪は荷物を作って送り出しました。夕方、家の前で「またね。」と別れました。小さい頃は、別れ際涙を浮かべていた孫娘ですが、さっぱりと手を振って帰って行きました。

 家に入るとテーブルの上に、「水風船」やり残した「線香花火」が数本ありました。機内に持ち込めないものや割れるのが心配で置いて行ったのでしょう。置き土産の色合いがいかにも女の子です。「水風船」はしばらくすると縮みます。「線香花火」はババが一人で遊ぶつもりです。

 目につくことは厳しく注意しました。楽しいことは抱き合って喜びました。ババも楽しい数日間でした。今年中に今度はババが会いに行くつもりです。あと何年でしょう?こうして孫娘と一緒に過ごせるのは。そのうち友人たちとの時間が増えるはずです。

 昨晩、ババはゆっくりと睡眠をとることができました。「楽しい時間をありがとう」

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