気ままに

大船での気ままな生活日誌

クラス会と桜

2011-04-04 10:50:07 | Weblog

”鎌倉の桜”を目玉にした、1年前から計画した、高校のクラス会だった。震災後、気持ちの問題とか、計画停電、交通の便なども心配され、一時、中止も考えたが、こういうときだからこそと、強行した。参加人数も少し減ったが、11名が北鎌倉の鉢ノ木に集合した。ミシュラン一ツ星の、おいしい懐石料理をいただきながら、お酒を飲み、地震の話、仕事や趣味の話をしているうち、瞬く間に、予定の2時間が過ぎていった。

そして、鎌倉散策。まず東慶寺に連れていった。彼岸桜と白木蓮が見事なので、皆に見せたかった。ここも観光ミシュランに認定されていると、教えたら、皆、びっくりしていた。境内の墓地も案内した。小林秀雄や鈴木大拙、和辻哲郎、西田幾太郎、高見順、大松博文、織田幹夫など著名人のお墓を案内したら、喜んでくれた。横浜、川崎など近郊に住んでいる人が多いが、意外と来ていないらしい。〇〇君(ぼくの名前)、ボラティアガイドしたら、とひやかされた(汗)。でもぼくは自由時間100%を死ぬまで維持したいから、するつもりはない(笑)。

そのあと、建長寺に行った。山門前の桜並木がだいぶ開いてきていた。二分咲きといったところだろうか。遠くの高台に満開の大きな桜の木をみつけた。彼岸桜だろうか。仏殿、法殿に参拝し、方丈に上がり、夢窓国師作の庭園をみながら、長い椅子で一休み。そして、それぞれ、また、一と話。いつもの、宴会と二次会(からおけ)では、なかなか、互いにゆっくり話せない。こんな会もいいねとの声があった。

そして、八幡さまへ。みんな、大銀杏を見たいと言う。根元から伸びてきた、太くなった、十本ほどの、ひこばえの枝がそろそろ芽を吹こうかというところだった。見事な復活ね、と女性の声が聞こえた。ご神木はえらかった。去年の3月10日未明、誰にも迷惑をかけずに大往生した。そのとき大地震があったのかと思った、と、近くに住むという人が言っていた。まっすぐに倒れたら、舞殿を壊すところだった。それも避け、斜めに倒れたそうだ。昼間だったら大惨事になるところだった。この下は幼稚園生がよく弁当を食べるところだったですよ、と教えてくれた。

八幡さまの、段蔓の桜も、二分咲きくらいになってくれていた。”鎌倉と桜”のクラス会の目玉は、かろじて、面目を施すことが出来たといったところだろうか。

鎌倉駅で解散。みんなを送ったあと、ひとりで本覚寺と妙本寺の桜を観に行った。枝垂れ桜、彼岸桜、そして咲き始めの海棠、と見事なものだった。みんなにもみせてあげたかった。

。。。。。

本覚寺の枝垂れ桜

妙本寺の彼岸桜

妙本寺の海棠

コメント
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