4月11日(月) 横浜山手の桜、満開。
世の中は三日見ぬまの桜かな、の句が示すように、桜はあっという間に、咲いて、あっという間に散ってしまう。だから、ぼくは、桜の季節になると、あの桜もみてあげなければならない、この桜もみてあげなければ、さくらさんに怒られると、万難を排して(ほとんど難はないけど;汗)、会いに出掛けるのだ。横浜山手の側室桜は、いつも遅くなり、花吹雪の頃になってしまう。今年は、なんとか満開のときにと、ワイフと出掛けた。
ワイフの好きな、馬車道の洋食屋さんで、オムライス(ワイフ)とハヤシライス(ぼく)で腹ごしらえしてから、横浜の町を抜けて、山手に入った。外人墓地の横の坂道だったので、まず目にしたのは、外人墓地の桜だった。満開だった。そして、港の見える丘公園にのぼり、神奈川近代文学館の(図書館)前に堂々とたつ”芸亭(うんてい)の桜”(芸亭とは奈良時代の図書館のこと)をめざした。ここの桜はいつも、見頃を逃している。それが、なんと満開。最高のときだった。橋の上から、てっぺんの桜の花をおさわりできることがいい。下から見上げるのもいいし。いい桜だと思う。
そして、山手の元町公園の桜(横浜の標準木はここにある)を観て、お目当てのカトリック山手教会。ここのピンクの枝垂れとソメイヨシノがすばらしい。教会建物とのツーショットもいいし、マリアさまと桜もいい。毎年、同じような写真になってしまう。
ここから、坂を下ると、山手公園。ここは我が国最初の洋式公園、テニス発祥の地でもある。そしてヒマラヤスギが最初に植えられたところ。でも、お花見については、知らない人が多く、いつも近所の人が楽しんでいる。隠れた名所といっていいかもしれない。ここも満開だった。道路を桜の花びらがピンク色にしてたから、散り始めといっていいかもしれない。満開~散り始め、としておこう。ベンチに座っていたら、にゃんこが寄ってきた。3匹もいる。鎌倉に住んでおられた大仏次郎さんは大の猫好きで、生涯、500匹の猫を世話したそうだ。そういえば、神奈川近代文学館の近くの大仏次郎記念館にも猫(像)が二匹いた。
イタリア山から石川町駅に下る道で、山吹の群生地と珍しいニワトコの花もみることができ、得した気がした。
。。。。。
神奈川近代文学館前の”芸亭(うんてい)の桜”
カトリック山手教会の桜
山手公園の桜(一部、散り始め)
大仏次郎記念館の猫と山手公園のノラ猫たち
山吹とニワトコの花