気ままに

大船での気ままな生活日誌

京人形&ひらかな盛衰記 (八月納涼歌舞伎)

2015-09-03 18:35:44 | Weblog

もう九月になってしまったので、八月納涼歌舞伎のことを少し、書いておこうと思う。あの日は幕見のつもりで出掛けたが、空席がいくつかあって、比較的いい席でみることができた。七之助の京人形が一番のお目当てだったから、近くで、七之助の美貌をみられて良かった。

七之助の演じる京人形は、左甚五郎(勘九郎)が京の郭で見初めた小車大夫に似せて彫り上げたもの。天下の彫り師がつくった人形だから魂も入っている。上機嫌で酒を飲み始めた甚五郎、箱から人形を取り出すと、動き始めびっくりする。ただ、ぎこちない、むしろ男っぽい動きが気に入らない。それで、ためしに廓で拾った大夫の鏡を人形の懐に入れてみると、突然、女らしく、色っぽい仕草になる。鏡を落とすと、男っぽく、また鏡を入れると女仕草に。美貌の七之助が踊りわけを上手に演じるものだから、観客も爆笑。とても、楽しい、舞踊劇だった。あとのストーリーはどうだったか、忘れるほどだった。

八月納涼歌舞伎は三部制になっていて、ぼくがみたのは第二部。”京人形”の前は”ひらかな盛衰記/逆櫓”。源平盛衰記を平易に描いたという意味で”ひらかな”としている。その”逆櫓”編。橋之助が、船頭、松右衛門(実は義仲の家臣、樋口次郎兼光)を演じる。女房のおよしは、児太郎。およしには亡夫ととの間に槌松がいるが、巡礼中の騒ぎで子供を取り違えて、育てている。そこへ取り違え先のお筆(扇雀)がやってくる・・・槌松はすでに亡くなっていて、およしが育てている子は実は義仲一子、駒若丸だった・・・。ここで、物語は急展開。松右衛門の正体を知り、討ち取ろうとする畠山重忠(勘九郎)が登場。大立ち回りがあったりして、大詰めでほろり。重忠が温情で駒若丸の命を助けるのだった。

八月納涼歌舞伎の筋書の表紙絵 朝倉隆文 ”龍舞青雲” 雲海を突き抜け、天空に昇る龍

中島千波の緞帳

その夜は、久しぶりに銀座ライオンの本店で飲む。相変わらずの人気だった。

この辺りは、中央通りの銀座七丁目だが、中国人客の観光バスがずらりと並んでいる。歩いている人も中国人ばかりといった感じ。銀座初の大型免税店”ラオックス”と8丁目の”ドン・キホーテ銀座”が近い。

中央通りの一筋西側に”金春(こんぱる)通り”がある。ここは静かだった。江戸情緒を残す銀座最後の砦といわれている。手前は、銀座金春通り煉瓦遺構の碑。

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朝焼けパンダ

2015-09-03 09:51:59 | Weblog

おはようございます。今朝5時の朝焼け、きれいでしたよ。田中将大投手先発の生中継が5時から始まるので、ねぼすけするわけにはいかなかった。

タイトルをみて、朝焼けの下にパンダの雲でも浮かんでいるのかと期待して読みはじめた方もいると思うけど、それはひっかけで、昨日、上野動物園で獲ってきたパンダの写真を紹介するだけです。結構、珍しい立ち姿のパンダもみられましたよ。

東京都美術館で第100回再興院展二科100年展をみたあと、上野動物園に寄った。午後3時前に入ったのだが、パンダ舎のリーリーちゃんとシンシンちゃんは、お昼寝の時間で、寝相も悪く、とてもカメラを向ける気になれなかった。そのあと、象さんや虎やライオンをみて、栖鳳さんの絵を想い出したり、オランウータンやチンパンジーをみてM君やS君を想いだしたりした。お友達の白ふくろうをはじめ、鳥類もたくさんみた。あるケージに雀とメジロがいたが、普段、野外でみかける鳥だと、まるで牢屋に入っているようで、可哀そうな気もした。

そろそろ帰ろうと、午後4時過ぎ、パンダ舎に寄ってみた。なんと運がよいこと!お食事の時間だった。それも始まったばかりで、飼育員さんが、棒の先に餌をつけて、パンダを立ち上がらせていた。パンダの立ち姿をじかにみるのは、生まれてはじめてかもしれない。一生、みないで死んでゆくとこだった。遊びの神様、ありがとう!

お座りパンダ 右手から餌棒が近かづいてくる!

立ち姿パンダ! 

このあとは、別室に移って、竹のご馳走。竹の幹も、サトウキビを食べるようにむしゃむしゃ。

うめえ、うめえ、竹酒もお願いします! リーリーちゃんは呑み助かも。

隣りの部屋のシンシンちゃんは葉っぱが好物。竹鶴21年ピュアモルト、お願いします!お、おまえも!

象さん

オランウータン

カリフォルニア・アシカ

シロクマ

シロフクロウ

動物園でみたミストのかかる風景

田中、味方の大量点援護でゆうゆう11勝目。15勝も夢ではない。

朝焼け空をもう一度

お月さまが膨らんできた。こんどの十五夜はいつかな。


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